富太郎の日常28 『交通事故』
人生、どこに不幸が転がっているかわからないもので、横断歩道を通行中に、
自動車にぶつかられました。
今回は、日記風で・・・。
2月11日 祝日
午前10時過ぎ、国立市富士見台の交差点を青信号で横断中に、右折してきた車にぶつかられる。
気が付くとすぐ左に車があり、「なんだぁ!」と叫んだような気もするが、とっさに右方向に避ける。
目撃していた人の話だと、2メートルほど飛んだとのこと。
見ていた人は車に跳ね飛ばされたと思ったようだが、自分でフライング(レシーブ)。約50年ぶり。
運転していたのは、80近いと思われる男性で、すぐには降りてこず。(それにもムッとする。)
降りてきても、謝りもせず(記憶にないだけか)。携帯で「買い物に行けなくなった。」と話していた。
目撃していた自転車親子ずれのお母さん方が、手分けをして、警察と消防署に通報してくれる。深謝。
「被害者は男性の63歳のお年寄り(歳は聞かれた)」と伝えているのを聞いて、かなりショックを受ける。
運転していた男性が、目撃者に「死角になっていた。」と話をしているのを聞いて、???となる。
まずは、消防の車が到着。消防士さんが4、5人。1人が応急処置をしてくれる。
コロナの症状がないか、まず確認あり。頭を入念に調べられる。
次いで体格のいい婦警さん。名前、住所、生年月日、電話番号を聞かれ、家族に連絡を取るよう言われる。
そして、救急車が到着し、立川市内のK病院に搬送される。
この日以来、救急車のピーポー、ピーポー、ピーポーというサイレンを聞くと、ドキッとする。
休日だったので、病院内はがらんとしていた。
診てくれたのは、病院名と同じ苗字のわりと若い先生(後日、内科医と判明)。
傷の消毒と、レントゲンを3枚撮る。「事故証明」は明日以降出してくれて、その時再診した方が
いいですよ(無理にとは言いませんが)。」と言われる。触診はなし。
奥も到着していて、診療預り金1万円を払い、タクシーで帰る。
帰宅後、加害者、警察、加害者の保険会社から次々と電話あり。それだけで疲れる。
2月12日 金曜日 K病院 受付から診察まで約1時間待ち
70前後と思われる、男性医師。レントゲン写真を見て、「大丈夫。心配ありません。」といい、
目の前で、診断書をパソコンで作成。『胸も痛い』というと、胸のレントゲンを2枚追加で撮られる。
「胸部挫傷」が加えられたが、全治2週間は変わらず。
「診断書は警察以外には、誰にも見せないように。」と、やけにしつこく言われる。
「激しい運動は控えて」とも言われたので『ウォーキングは?』と聞くと「まったく問題ない」との回答。
帰って昼食を食べていると、1時を回ったとたんにA損保の若い女性担当者から来電。
「昼食も食べたし、午後も一丁頑張るか!」という感じで元気溌剌に掛けてくる。
昼食中と言うと「また掛ける」と言われたが、何度も電話をされるのも面倒なので、話を聞くと、
名前、住所、生年月日、事故の時の状況(「加害者に聞いていないのか?」と聞くと、先に被害者からと)
怪我の状況(「医者に警察以外には開示しないように言われている」といっても、しつこく何度も聞く)
あまりにしつこいので頭にきて、『個人情報を当然のように聞いてくるが、何の権限があるのか?
一方的に電話をかけてきて、そもそも保険会社の人間だと証拠はあるのか?」と詰問する。
「○○さんから、お聞きだと思いますし、電話番号を見てていただけば・・・。」と引き下がらないので、
怒り収まらず、「切ります。」と言って、切電する。
その後、加害者から来電(保険会社から連絡が行ったよう)。
「気分を害されたようなので、これからは、私が間に入って連絡を取ります。」→自分の立場わかってる?
「病院代の立替も大変でしょうから、私の方で何某かのお金をお渡しできれば」との有難い?申し出。
→『精算が面倒なので、結構』と回答。
さらに警察署から電話あり。事情聴取のために「出頭」の約束をさせられる。
2月16日 火曜日 立川警察署交通指導課に出頭
「診断書」を提出。事故の状況の確認。本人確認で、免許証をコピーされ、サイン押印。
確認書に「加害者の罰則を希望しますか」との質問があり、『お任せします』にチェック。
加害者はやはり「死角になっていた」と証言しているとのこと。
クルマに軽くだが当たった跡があり、ぶつかったのは間違いないとも。
自分ではあまり当たった自覚はなかったが、帰ってから見ると痣になっていた。
午後、加害者から来電。保険会社に書類を出したか、確認したかったよう。
「お加減は?」と聞かれたので、『お加減は、と言われても・・・』と回答。
午前中に警察に行ったことを伝えると、「私も11時に行ってきました。何時に行かれたのですか。
お会いできればよかったのに。」と言われる。(警察は、わざっと会わないように時間をづらしたのでは?)
「一度お顔を拝見して」というので、『事故にあっただけでも迷惑なのに、病院や警察に行ったり、
こうして電話に応対することに時間を取られるのも、迷惑。」と伝える。
以降、本人から電話はかかってこなくなる。
2月19日 金曜日 K病院3回目 2時間待ち
「変わりは?」と聞かれたので、『深呼吸をしたり、くしゃみをすると、胸が痛い』と答えると、
それから胸のレントゲンを3枚撮影。また待たされる。
レントゲン写真をみて「大丈夫ですね。心配ありません。次回もレントゲンを撮りましょう。」と。
『車が当たったと思われるところに、痣が』と伝えたが、見もせず「痣は心配ない」とにべもない。
3月5日 金曜日 K病院4回目 3時間20分待ち 待っている途中で、レントゲン3枚撮影。
レントゲンをみて、「大丈夫ですね。」と。初めて右ひじと、ろっ骨を触診。
「痛みは?」と聞かれたので、『ありません』と答えたが、
「交通事故なので、ひと月後にまた来てください。」と言われる。
『3時間も待たされたので(来たくない)』と不満を伝えたが、
「交通事故なので、何かあるといけないから」と押し切られる。
あまりに待たされて、持って行った文庫本も読み終わってしまい、仕方なく流れていた病院の
周知ビデオをみていたら、「次のうち、腰に一番負担がかかるのは、どれでしょう?
①横になった状態、②椅子に腰かけた状態、③立った状態。 答えは②の椅子に腰かけた状態。」だと。
『だったら、こんなに待たせんじゃねーよ』と心の中で毒づく。
立替ていた、事故当日と翌日の診察代約4万円を返してもらう。
保険診療ではないうえに、『負担率150%』と通常の1.5倍も請求されていた。
交通事故の診療は、「後遺症うんぬん」とか、「保険会社との支払い手続き」とか、
面倒でやりたくないとは思うが、それにしても・・・。
余談 「一度あることは・・・」
二度あり
事故にあった週末に、前歯の治療した詰め物が取れる。
行きつけの歯医者さんは、「行き始めると長いんだよなぁ。」とは思っていたが、案の定、
歯のクリーニング上下も含め、全部で6回かかり、3月に入ってやっと終わる。
でも住んでいるマンションの道を挟んだ隣だし、予約制なので、通院、治療時間を合わせても、
通算でで3時間もかかっていない。
三度ある
救急搬送されたときに履いていたシューズが
あまりにもボロくて、奥に指摘されたこともあり、
インターネットで「陸上用」を購入したが、
いつものサイズでは小さく、一回ウォーキングで履いたら
右足の踵が大きな水膨れに。
1週間たっても、いまだウォーキングに行けず。
体重増加の懸念大。
そんなこんなで、トホホな日々の 富太郎
フォト/富太郎が事故にあった横断歩道
わりと大きな交差点で、右折車が
横断歩道に突っ込んできたというのが
未だ、信じられず。