富太郎の日常11 『東京百景』

 新聞の書評(たぶん南沢奈央さん)に触発され、ピース又吉の『東京百景(角川文庫)』を読み始めました。
書評に「立川のことは9ページも書いているのに、国立は9行」というようなことが書かれていて、
国立が地元の富太郎は、興味を持った次第です。
 大阪のイメージの強い又吉(敬称略)が、なんで立川?。なんで国立を知ってる?南沢さんにも同じ疑問。

 あまり内容を詳しく書くと、ネタバレになってしまうので、書きませんが、国立については、実質2行。
『誰かが「立川と国分寺のあいだにあるから国立らしいで」と言い、
誰かが「絶対嘘や」と言った。』     (以降は、立川に住む友達の話。)

 でも、この「国立のいわれ」は、本当の話。国立市のホームページにも、書かれています。

 それから、この「東京百景」というタイトルには何か既視感が・・・。と思い、調べてみると、
やはり昔さんざん読んだ山口瞳さんのエッセイに『新東京百景』という本がありました。

 山口瞳さんは、もう25年ほど前に亡くなりましたが、国立ゆかりの作家で、山口瞳さん原作の、
高倉健主演で映画化された『居酒屋兆治』のモデルになったお店は、国立の谷保にありました。

 また、週刊新潮に「男性自身」というエッセイを30年程連載し、それをまとめた本も20何冊か出版され、
たぶん全巻富太郎の家のどこかに、ダンボール入ってあるはずです。

 というわけで、私もいろいろと思い入れのある

東京のあちらこちらについて『私の東京百景』として
(もしかしたら東京以外の場所についても、)
書いてみたくなりました。

 山口つながりで、先日BSで引退コンサートが放映されていた、
"百恵さん"は、国立市在住と思われます。

 まずは、近々「国立」からスタートしようかな。


業務連絡「ゴルフの練習、再開しました。」  富太郎


 「フォト/一橋大学西門前の郵便ポスト。
  国立界隈には、この手の昔ながらの
  ポストが沢山残っています。」



2020年10月12日