富太郎の日常109 『私の東京百景10 池袋』

 いゃぁ、やりましたね。立教大学。 55年ぶりに『まさかの(失礼)箱根出場権獲得!』。

今回は、上野裕一郎監督(中大OB)に敬意を表し、『池袋』です。

 〇 富太郎、幼少の頃の記憶

 父方の祖母の家があった「赤羽」には『赤羽線』(現在の「埼京線」。池袋・赤羽間は、正式には今でも

『赤羽線』と言うらしい。)に乗るために、池袋で山手線から乗り換えていました。 また、昭和40年代の

初めころまで、池袋駅界隈には「トロリーバス(無軌道電車)」という、バスの屋根に電気を引き込むための

ポールを立てた乗り物が、公共交通機関として走っていました。 「バスならバス」「都電なら都電」、

『どっちかにしろよぉ!』と思っていたら、いつの間にか廃止。 「トロリーバス」、ご存じない!?

 この辺りの「国際興業」のバスの色にも、幼心に馴染めなかったなぁ・・・(よそ者の個人的感想です)。

 〇 池袋支店界隈

 サラリーマン時代、最後にやっていたのが、若い人に融資審査のやり方を教える「インストラクター」
でした。『地区統轄室』という部署に籍を置き、各営業店に2~3週間出張して、仕事をしていたわけですが

一番多くお邪魔したのが、池袋支店。お世話になりました。もう「勝手知ったる」状態で、朝は近くの

「ドトール」でコーヒーを飲みながら、小一時間「資格試験の勉強」をしてから出勤し、昼は行きつけの

定食屋さんをローテーション(昼も週に1~2回ドトール)。すぐそばに「タカセ東池袋店ガトータカセ」

(駅の真ん前に「池袋本店」の立派なビルあり。)というパン屋さんがあって、買うといつも一個おまけに

くれるという、何んとも人情味のある対応をしてくれたのですが、よく考えると、ちょっと先に「豊島岡

女子学園」という女子校があって、ここの生徒さんへのサービスとして始めたのかなと思い至りました。

パン屋さんも、女子校もこの地で古いようですし。で、登下校時のこの女子校の生徒さんとよく一緒に

なったのですが、地味目なセーラー服で、皆さん落ち着いておられました。ギャル皆無。 何んでも最近は

東大に合格者を20人くらい出しているのだとか。受験業界「赤マル」の学校のよう。素晴らしい。

 〇 サンシャイン60

 池袋のランドマークタワー。1978年4月の開業で、1990年までは日本で最も高い建物でした。富太郎は

一度だけ入館したことが。まだ、新婚当時で、記憶に残っているのは、展望台からの景色ではなく、奥が

通路に出店していた「自分でかごに取る方式の飴玉屋さん」で、あれもこれもと、大人買いをしたこと。

袋に入れてもらった大量の飴玉・・・。 若かったねぇ!

 サンシャイン60は、東条英機等の戦犯が収容されていた「巣鴨拘置所」の跡地に建てられています。

この巣鴨ブリズンを舞台にした殺人を扱ったミステリーが、 柳 広司 さんの『トーキョー・プリズン』。

「戦争の暗部」とか「戦後の荒廃、貧困問題」等、かなり重い内容です。柳さんの作品では『ジョーカー・

ゲーム』も、「陸軍中野学校」を思わせる『D機関』を舞台に、ハラハラ、ドキドキが止まりません。

結局、「戦争」っていうのは、救いがないのだけれど・・・。

 〇 立教大学

 池袋駅の西口には「東武百貨店」があって、東口には「西武百貨店」があります。

富太郎が出没していたのは東口で「東池袋〇丁目」の方。 立教大学は西口で、反対側。あまり馴染みが

ありません。でも「立教」と言えば長嶋さん。仇やおろそかにはできません。ありがたや、ありがたや。

 「立教」というとスマートなイメージですが、東京六大学野球、最後の大乱闘は「立教対明治」。

中日で活躍した 川上憲伸 がキャプテンの時で、仕掛けた「明治」は、六大学除名の話も出たのだとか。

憲伸曰く「前の年から、立教のピッチャーが三振を取るたび明治のベンチを指さして挑発していた。」んだ

そうな。 大学数え歌でも、♪「・・・十とせ、十字架背負ってけんかする、キリスト泣かせの立大生、

そいつぁ豪気だね、そいつぁ豪気だね・・・」 昔からバンカラだったのかも・・・。

 関口宏さんも立教のOBで、サンデー・モーニングで「なんで55年も出られなかったんでしょう。

『喝!』」とやったらしいけど、素直に『あっぱれ!」をあげればいいのにねぇ。キリストさまも、大喜び

だと思いますよ。 「アーメン」は『強い同意』を表しますと、後輩のみっちゃんの結婚式で、会場だった

青山学院のチャペルの神父さんから説明を受けました。 立教が箱根に出るとなると、高校の良い選手が

青学から立教に流れて、ますます「戦国駅伝」になるのではないかと、富太郎、ちょっと期待しています。

元祖「あっぱれ!」の大沢親分も立教出身で、長嶋さんの2年先輩。高校時代、相当ヤンチャだったよう。

長嶋さんにあこがれて立教に入った徳光さんは、箱根の「一人実況」に、ますます力が入る事でしょう。

 早く来い、来い、お正月です。(ちょっと早すぎますか・・・。)


 立教55年ぶりの箱根出場に、長嶋さんのコメントがない

 のが心配な 富太郎  (見落としなら良いのだけれど)

 早く、元気な姿を見せてください。


 フォト/シブがき隊"もっくん"主演の映画

 『シコふんじゃった。』の小説版単行本。
 監督(著者)の 周防正行 さんは、立教大学

 OBで、この物語の舞台は『教立大学』。

 ご本人も、「立教大学相撲部がモデル」と

 おっしゃっています。作品中でチアが歌う

 「レナウン娘」の替え歌の応援歌

 ♪「・・・キョーリツ、キョーリツボーイが

  オシャレでシックなキョーリツボーイが

  イェーイ イェーイ イェイェー・・・」

 

 テニス部のレナウンにのみや先輩、お元気ですか?













2022年10月21日