富太郎の日常103 『北海道』

 デパートの『北海道物産展』って、なんであんなにワクワクするのでしょうか?

「北海道派? 沖縄派?」と問われれば、迷わず「北海道!」と答えます。 雪は苦手だけど・・・。

人生でこれまでに、北海道は4回。そのうちの一度は、転勤だったのですが。

 1回目 学生時代に、今は亡き まっちゃん と車で道東巡り。やすはら はバイクで宿だけ一緒。
 『でっかいどお。北海道』という全日空のコピーに誘われて、北海道へ。 行ったのはフェリーだけど。

 晴海ふ頭を夜の11時に出港して、翌々日の朝6時に苫小牧港着。その足で「襟裳岬」へ。

♪「・・・えりもの春は 何もない 春です(1974年襟裳岬・森進一)」9時過ぎくらいに着きましたが、

荒涼として、ワカメが打ち上げられた岩場。誰もおらず、えりもは夏も何もありませんでした。残念。

♪「霧にだかれて しずかに眠る 星も見えない 湖にひとり・・・(霧の摩周湖1966年布施明)」

行ったのは昼間でしたが、ピーカン。展望台にいた観光客たちも、なんか拍子抜け感あり。

別行動だった やすはら は、裏摩周に回り、摩周湖で泳いだらしい。 何か、いい思いもしたよう・・・。

 その後、東北の回で書いた「岩尾別ユース」へ。「礼文島の桃岩荘」「えりも岬ユース」とともに、

『日本3馬鹿ユース』と称されていたようで、ほぼ強制参加の夕食後のミーティング(ダンス歌ゲーム)が

大盛り上がり。さとう宗幸さん御用達。ここをベースに「カムイワッカの滝(滝自体が温泉)」や「知床

五湖」へ。知床五湖では「熊が出た」とあわてて逃げてきた人達を見(熊には会わなかった)、釣りをした

やすはら は、ユースで作ってもらったおにぎりを、気が付いたら野生動物に食い荒らされていた・・・。

帰りは、釧路港から晴海ふ頭へ雑魚寝のフェリーで。何もすることがなく、ずっと寝っ転がっていました。

 2回目 結婚してすぐの夏休み 札幌在住の奥の親友の案内で、市内巡り。 足を延ばして、旭川の

しらい 先輩とゴルフ。 奥の北海道のおじさんに、 すすきの で大御馳走になるなど、北海道を満喫。

まさか2年後に・・・。

 3回目 まさかの「札幌支店」へ転勤。(「もう雪は勘弁してください。」と伝えていたのだけれど)

 住めば都。 まあ、楽しかったこと。 トマム(今は星野リゾート)だ。 ルスツのテニス合宿だ。

雪まつりだ。円山動物園だ。富田ファームだ。朝里川クラッセ(富太郎が人生最後に泳いだ場所)だ。

社宅のすぐそばの通りが「よさこいソーラン」の平岸会場で、熱気爆発。この通りは、去年のオリンピック

のマラソンコースで、中継を見て大興奮 。富太郎は生まれてこの方、スキーをやったことがないので、

スポーツクラブで、テニスとゴルフのスクールを掛け持ち。コーチ、他のメンバーの方に、大変よくして

いただきました。仕事もちゃんとやりましたよ。顧問弁護士の I 先生におんぶにだっこでしたが・・・。

 まさに『札幌の二度泣き』状態でした。 スクールの みやこしさん 、はじめ、皆さんお元気ですか?

 4回目 コロナ前に、「昔住んだ街・再訪」で札幌へ

 千歳から札幌に出て、地下道を通って、すすきのへ。地下鉄で前に住んでいた社宅にも行ってみました。

屋根から雪がドドドドドっと落ちて、1階の窓が埋まってしまった木造の二戸一の住宅は、立派な鉄筋に

建て替わっていましたが、近くの児童公園は、そのままの風情で、変ないちごの飾りも残っていました。

住んだ3年間は行かなかった、テレビ塔にも上って見たり。 時計台は、時間の関係で閉まっていました。

(札幌に住んでいた時は、ずっと改修工事をしていて中は見られなかった。)残念。

 翌日は、足を延ばして、一日がかりで『旭山動物園』へ。 転出後に有名になったので、初の訪問。

ペンギンは飛び、白熊は水しぶきを上げ、アザラシは透明な筒を上がったり下がったり。ピークの時期を

外したので、全く混んでなく、「最後尾はこちら」のプラカードが転がっていたのがご愛敬。

 三日目、千歳空港から帰路に。 転勤のときに、空港隣接のホテルに前泊していたにもかかわらず、

寝坊をして、家族で空港内を全力疾走したのを思い出しました。 若かったねぇ。

 奥は今でも、六花亭のお菓子を通販で時々買っています。 富太郎は、洋酒のボンボンが好き。

また、いつか行くからね。待ってろよ、北海道!!


 「長嶋さん、救急搬送」のニュースに

  動揺を隠せない      富太郎

  ぜひ、元気なお姿をもう一度・・・。


 フォト/「昔住んでいた街・再訪」時に

 札幌のデパート「丸井今井」で買った

 マーカー(北海道仕様)。

 札幌では「三越」より「丸井今井」優勢。

 北海道出身の課長は、 「今井さん」と

 『さん付け』で呼んでいた。

 久しぶりの「丸井今井」は、妙に天井が

 低く感じられた。






2022年09月09日