富太郎の日常102 『秋の日の』
24時間テレビも終わり、なんかあっという間に秋がやってきてしまって、ちょっと寂しい富太郎です。
『秋の日の ヴィオロンの ためいきの・・・』どうのこうの、というヴェルレーヌの詩を、曲の紹介に
使っていた 芹洋子 さんのLPを、その昔持っていました。 その中の一曲が『四季の歌』。
♪「・・・秋を愛する人は 心深き人 愛を語るハイネのような 僕の恋人・・・」
ハインリッヒ・ハイネ(1856年没)。情熱的な愛の詩が多い、最後のドイツロマン派の詩人とのことですが
晩年はフランスに移住したらしく、フランス人ヴェルレーヌ(先ほどの「秋の歌(落葉)」は1867年出版)
とも、接点があったかも・・・(まったく、何の根拠も、ありません。あくまでも空想です。)。
芹さんのLPには『ちいさい秋みつけた』も入っていました。 ♪「・・呼んでる口笛 もずの声・・」
作詞:サトウハチロウ。サトウハチロウ作詞で『もずが枯れ木で』という曲もありました。
もず(百舌鳥)は、秋の季語なのですが、『もずが枯れ木で』は、もうちょっと冬に近いかな。
富太郎贔屓の 竹内まりや さんの初期の楽曲に、『SEPTEMBER』があります(1979年8月発売)。
作詞:松本隆。ちょっと前に購入した 松本隆 トリビュートアルバム「風街に連れてって!」では、
宮本浩次が、カバーしていました。 ♪「・・・借りていたDictionary 明日返すわ ”Love”という
言葉だけ 切り抜いた後 それが Good bye.good bye・・・」
1979年8月と言えば、富太郎は大学4年の就活中で、渋谷支店のかなもり先輩のところに訪問させて
いただいた月。まさにこの歌の主人公と同世代。富太郎が高齢者の仲間入りをしたということは、この歌の
主人公もほぼ同じ齢の取り方をしているはずです。どんな高齢者になっているのでしょうか。
あの時の延長線上に今も生きていられるということを、感謝しなければいけませんね。
竹内まりやさんの旦那さんが、山下達郎さん。富太郎が毎週聴いているFM東京の「サンデー・ソング
ブック(日曜日14時から)」で、この間の放送では年に一度の『納涼夫婦放談』と銘打って、ご夫婦で
トークを展開されていました。 そんな山下さんの楽曲に『さよなら夏の日』があります。
♪「・・・さよなら夏の日 いつまでも忘れないよ 雨に濡れながら 僕らは大人になって行くよ
さよなら夏の日 僕らは大人になって行くよ」 2020年8月に閉園した「としまえん」での山下さんの
高校時代の思い出がベースになっている歌だそうです。 高校時代かぁ・・・。
日の出が遅く、日の入りが早くなって、
睡眠時間がやけに長くなっている 富太郎
ちなみに9月1日の東京の
日の出 5:13 日の入り 18:09
司法書士試験当日、7月3日は
日の出 4:30 日の入り 19:01
フオト/「さよなら夏の日」が収録されている
『TREASURES』(1995年11月発売)
このCDの14曲目(クリスマス・イブの次)。
なお、この曲自体は、1991年5月の発売です。