富太郎の日常94 『司法書士試験2022』

 2週間のご無沙汰でした。富太郎です。

 7月3日の日曜日に、2022年度の司法書士試験を受験してまいりました。

 今回は、その前後各1週間の「富太郎の日常」です。

 〇 試験前の1週間

 ・ L予備校 ねもと講師 の、「受講前1週間の過ごし方」についての、動画を視聴する。

 講師曰く、この1週間で、「勉強2年目までの人は、まだ実力が伸びますので、どんどん勉強を。」

「3年以上の人は、残念ながら、もう、実力は伸びません。気分の良くなる勉強をしてください。

 試験当日の気分の良し悪しだけで、3~5点、簡単に点数は上下します。」 なるほど、なるほど。

 当日のテンションMAXが大事ということね。頭と体の「ダル重ぉ!」も取らないと・・・。腰痛(泣)

 ・6月28日(火)他の資格試験も含めて20年来お世話になっているC予備校から、最後の公開模試の

結果が届く。『C判定(合格可能性40%)』 3月末の模試の判定が『B判定(50%)』だったので、

一歩後退。不動産登記法記述の点数が、平均を下回ったのが主因。 焦る。   [テンション▲1]

 ・6月30日(木)L予備校から最後の公開模試の結果が届く。『A判定(上から2番目)本試験での

推定順位1,160番くらい』。それまでの3回が「C」「C」「C」だったので、2階級特進。ねもと講師も、

「本校の受講生が他校の模試を受ければ、評価は1~2下がります。他校の方の評価は、1~2あがるはず

です。」と言っていた。 [テンション+2]  ユッヘ・ユッヘ・ユッハイザー!

 ・7月2日(土) 40分ウォーキング。今週は、歩くのを2日に1度にし、距離も8割りに減らす。

体調を整えることに注力も、腰痛消えず、眼も不調のまま。食欲は十分で、体重増。 [テンション▲1]

 〇 試験当日

 ・朝6時に家を出る。朝食は、毎朝と同じ。腰痛でシップを貼る。長い資格試験挑戦で、初。

  長時間電車に乗るのは、約1か月ぶり。ちょっと緊張する。

 ・リーガルロイヤルホテル東京

 去年までは、水道橋の日大経済学部が試験会場だったので、すぐ近くの「庭のホテル」に前泊・後泊して

いたが、今年は早稲田なのだけれど、近くに手ごろなホテルがなく、こちらのホテルのお世話に。

このホテルは、結婚披露宴をやるような本格的なホテルで、前泊だけで2万5000円位したので、

諦めて、朝7時から夕方6時まで使える「デイユース」というのを予約。(奥は「せっかく1年頑張ったのだ

から泊まれば」と言ってくれたけど、さすがに・・・。)

 地下鉄東西線の「早稲田」から、徒歩10分弱。7時ちょっと過ぎに到着。チェックイン番号1番。

 会場に向かう前に、部屋で1時間半くらいリラックスし、汗も引かせる。快適。年に一度の贅沢。

 ・早稲田大学15号館102教室(試験会場)

 早稲田の構内でも、一番奥の建物なので、ホテルから10分以上かかった。誤算。昼休み時間が・・・。

 席は、一番後ろの通路側と、最高のポジション。それにしても「おやじ受験生」が目立つ。 ブーム?

富太郎の席は、5人掛けで座った3人がすべて定年退職後と思われる「おやじ」(富太郎を含む)。

また、答案用紙に会場コード、受験番号、氏名等を事前に記入するのだけれど、試験官の説明を聞かず、

問題用紙裏面の記入例も見ずに、「会場コード」は何を書いたらいいのか?と質問する「おやじ」あり。

「ああ、おやじはやっぱりおやじだなぁ!」とわが身を見るようで、妙に落ち着く。 ありがとう。

 試験中は、センター試験や一橋の留学生試験の不正を受けてか、監督の大学生のお姉さんが、ずっと

グルグルと回っていた。 おっさん監督官ではなく、お姉さんだったので、許す。

 昼は、案の定、部屋での滞在時間25分程度。毎年の、カロリーメイト、飲むレモンゼリー、ユンケル、

アーモンドチョコの昼食。歯磨きをし、トイレを済ませ試験会場に戻る。大学のトイレは使わなくて済む。

 午後の試験は、商業登記の記述で、テキストでも書式集でも、模試でも見たことのなかった(多分)、

『合同会社の変更登記』が出て、目が点。 でも、みんなもできないはずと、腹をくくる。

それにしても、ただでさえ時間が足らないはずの午後の試験で、隣のおやじは腕組みをして長考してるし、

前の兄ちゃんは突っ伏して寝てるし、ちょっとペースを乱されたが、何とか最後まで解答用紙を埋めた。

 試験終了後、ホテルに戻り、一息ついて、ホテルのシャトルバスで高田馬場駅まで送ってもらう。

ロビーでバスを待っている時に、小柄な女子大生が応援団風学ラン(裏に刺しゅう等あり、多分誂え)を

着て、大きな生け花の前で写メを取ってもらっているのに会う。早稲田っぽいなぁと思う。箱根駅伝の番組

で、新入生を紹介するときに早稲田だけいつも詰襟角帽で映っている。それを野暮ったいとみるか、憧れ

としてみるかは、人それぞれ。 それでも、地下鉄早稲田、早稲田大学、高田馬場と、その辺一帯が

早稲田・早稲田していて、「臙脂」一色という感じで、富太郎には、アウエー感あり。

 久しぶりに混んだ山手線、中央線に乗り帰宅。 奥と安ワインを一本空ける。

 〇 試験後

 ・7月4日(月)

 解答速報で、答え合わせ。択一午前28問、午後24問。試験終了時の感触よりも、かなり低調。

足切りは回避できそうではあるものの、記述で8割以上取らないと合格は難しそう。 凹む。

 ・7月5日(火)

 両予備校に、自分の再現答案を作成し送る。他校の速報動画を見ると「易」と評価されている問題を

ずいぶんと間違えていることに、ちょっと衝撃を受ける。 勉強方法を誤っていた?

 L予備校 ねもと講師 の 学習者向けのコースを調べたら、早期割引で35万円!

 ・7月6日(水)

 改めて「答案検討会」の動画をじっくりと見る(約3時間弱)。やはり「落としてはいけない」という

Aランクの問題を、午前午後各5問ずつ間違えていて、「足切りライン」も、油断はならなそうな情勢。

基準(足切り)点が公表される8月15日(月)まで待たずに、勉強再開が必要かも・・・(泣)。

 ・6月以降封印していた読書を再開。途中で読み止しにしていた「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ 扉子と

虚ろな夢」「マイクロスパイ・アンサンブル(伊坂幸太郎)」「マスカレード・ナイト」を読了。

久しぶりのガリレオ「沈黙のパレード」を読み始めたところ。やっぱり読書は楽しい。眼には来るけれど。

 気が付くと、梅雨が明け、夏になっていた。


 机周りがすごいことになっていて「片づけなきゃ」

 とは思いつつも、まったくやる気にならない、

 燃え尽きた   富太郎    腰が・・・。


 フォト/試験当日の早稲田大学正門前の看板

 予備校の関係者たちは、駅に近い南門付近に

 わらわらといたと思われるが、正門のそばには、

 パンフを配るアルバイトが何人かのみ。

 富太郎が写メを撮ろうとしたら、どいてくれた。




 追 伸

 民法の基本書の読み直しから、

 勉強を再開しました。







2022年07月08日