富太郎の日常79 『みんなのうた 私の3曲』
長年、ずっと気になっていたのが、NHKラジオで昼過ぎにやっている「昼のいこい」という番組の
オープニングの曲が、昔と変わっていないかどうかということでした。というのも、富太郎のラジオに
関する一番古い記憶が、この番組のオープニングが、何処か外出先から帰宅して母親がラジオをつけたら
聞こえてきたというもの。寒く、うす暗い日でした。番組欄でこの番組が続いているのは、分かっていた
ものの、この時間にラジオを聴く習慣がなかったので、なかなか確かめられなかったのですが、先日ふと
ラジオをつけてみる気になり、昼のニュースが終わりいよいよ・・・。 オープニングの曲はあの時と
変わっていませんでした。(入りが「男はつらいよ」の曲とちょっと似ているような気も。) そして、
「秋田県秋田市の○○さんからのお便りです。・・・」という男性アナウンサーのナレーションも、当時と
同じだなぁ(たぶん)と感じました。 長年の(超個人的)宿題解決。
長寿番組と言えば、昨年、やはりNHKの「みんなのうた」が60年を迎えたとのことでした。
テレビばかり見ていて、親からかなり厳しい視聴制限を受けた中で、観るのを許された番組の1つである
「みんなのうた」への思い入れがちょっとあるので、長寿のお祝いの意味も込めて、『私の3曲』を。
〇 『おねえちゃん』 歌 小室等
♪「ぼくのねえちゃん おんなだぞ おんなでとっても つよいんだぞ すもうなんかは くらすいち
だしなげ とくいな よこづなだい ・・」2番は、野球の時は監督で、ブロックサインもだせるんだぞ。
3番は、とってももてて、ボーイフレンドが15人。僕も入れると16人。 ときて、最後のサビは、
♪「ぼくをいじめると ねえちゃんくるぞ よねんにくみの ねえちゃんくるぞ」で終わります。
小室さんは、今度はお姉ちゃんの側から見た「弟の歌」を作りたいと言っていましたが、どうなりましたで
しょうか。 しばらくたってから、岩崎書店から「ぼくをいじめるとねえちゃんくるぞ」という絵本も
出版されたようです。
〇 『赤鬼と青鬼のタンゴ』 歌 尾藤イサオ
♪「秋風の忘れもの 夕焼けピーヒャララ こんもり深い山奥に 風にのって とどいた
つのつの1本赤鬼どん つのつの2本青鬼どん 心うかれて 心うかれて 踊りだす
(タンゴ風に転調)月の瞳ロンロンロンロン だんだらつのツンツンツンツン・・・」
「あしたのジョー」の主題歌で一世を風靡した 尾藤イサオが、大真面目にかつ楽し気に朗々と歌いあげて
いました。画面のアニメも温かみのある画風で、カールおじさん(明治製菓)と似ているなぁと思ったら
同じアニメーターの方(ひこね のりお さん)でした。この方は、「ペンギンズバー(サントリー)」の
パピプペンギンズ の生みの親でもあります。 ♪「ああ 夜は今踊っている タンゴのリズム」
〇 『はじめての僕デス』 歌 宮本浩次
♪「こんど越してきた僕デス はじめましてと きちゃうんだ 勉強それほど 得意じゃない・・・
こんな僕デス よろしくたのみます」
歌っていたのが、10歳くらいの時の、エレファントカシマシ 宮本浩次。最近カバー曲を歌って、テレビの
歌番組でよく見かけます(クセが強くて富太郎はやや苦手。カバーしている曲は好きなものが多いのに)。
そしてこの曲は、ドリフの加トちゃんもカバーしていて「全員集合」でも歌っていたけど、あまり受けて
なかったような・・・(「全員集合」を楽しみにしていた子は「みんなのうた」は見ていなかったかも)。
この加トちゃん版のレコードのB面が『志村けんの 全員集合 東村山音頭』。こちらは一世を風靡。
志村けん がコロナで亡くなってからもうすぐ1年かぁ。 1日も早い、世界の平穏回復を祈ります。
春の気配に、心うかれたいけど、ニュースを
見るたびに 悲しい気持ちになる 富太郎
また、大きな地震もあったし・・・。
フォト/「みんなのうた」のオープニングの
テレビ画像。今は知らない曲がほとんどだけど
「山口さんちのツトム君」「スシ食いねェ!」
「WAになっておどろう」「パプリカ」等々。
数々のヒット曲も生み出されました。
「モーニング娘。の ひょっこりひょうたん島」
なんてのも、ありました。