富太郎の日常59 『古見さんは・・・』
この秋のテレビドラマで、富太郎が一番楽しみにしていたのは、NHK月曜日の
『古見さんは、コミュ症です』です。
「ゴチになります」でジャニーズとは思えない、ハイテンションとギャグで悪目立ちしている
”まっすう”こと 増田貴久 が主演をするというので見始めたのですが、はまりました。
原作は少年サンデー連載で、単行本も20何巻出ているコミックだそうです。知らなかったぁ。
○ 増田貴久(35) (主人公「只野仁人」役) NEWS所属
「ゴチ」では、そのボケっぷりに、先輩の 岡田准一 は、戸惑ってただ水を飲み、同期の 亀梨和也 は、
『ハート強いですね』とあきれ顔でコメント。とても『ボイスⅡ』でシリアスな役を演じていたとは
思えない・・・。
そんな”まっすう”35歳が演じるのは、なんと高校一年生役。そんな役柄にも『高校生役は、一切
不安なし。すんなり受け入れました。』と本人はコメント。さすがです。
思えば、8人だか9人だかでスタートしたNEWSが、錦戸亮、山下智久、手越祐也等の主要メンバーが
抜け、残った3人も1人は、News everyでキャスターを務めた小山慶一郎(明大卒)、もう1人
は、小説家として直木賞候補にもなった加藤シゲアキ(青学卒)と、文化人よりのキャラの中、1人
バラエティー班も兼ねる”まっすう”の、痛々しいほどの孤軍奮闘ぶりに注目しています。
今月下旬には、主演ミュージカルの再演も決まっているとか。芸能人にとって忙しいことは良いこと
なのでしょうから、健康に留意して、益々のご活躍を期待しています。
○ 池田エライザ(25) (ヒロイン「古見硝子」役)
友達100人作ることが目標の、人とのコミュニケーションが苦手な女子高生の役。ほとんどセリフは
しゃべらず、目の動きだけで喜怒哀楽を表現していました。まあ、目ぢからの強いこと。
この女優さん(?)のことは、今年の春まで昭和の名曲をいろいろな歌手の人がカバーするNHKBS
プレミアムのThe Coversという番組で、リリーフランキーとともに司会をしていたので
知っていましたが、リリーフランキーのおやじ○○に、わりとクールに(冷たく)対応していたこと。
どこかの局の音楽祭で、中島みゆきか薬師丸ひろ子の曲を、上手に歌っていたことくらいの印象でしたが、
今後は、注目していきたいと思います。
テレ東でアニメ版の放送も始まりましたが、アニメの古見さんはちょつときつい印象なので、
富太郎的には、池田さんの演じる古見さんの方がしっくり来ています。
○ 城田優(35) (クラスメイト「成瀬詩守斗(なるせしすと)」役)
城田優は、ミュージカル関連でよくテレビで歌っているのを観ますが、富太郎の最初に印象にあるのは、
『チームバチスタの栄光』での、カップ麺さえ取れない多忙な麻酔科医役。ドラマのキーマンでした。
あれから12~3年たって、”まっすう”と同じ高1役。実年齢も”まっすう”と同じ歳ですが、こちらは
「限界を超えている自覚あり」と語っています。でも、超ナルシストの転校生役として、いい味を出して
いました。ちょっとミュージカルテイストもあったりして。
もう一作。『東京放置食堂』 (テレ東 水ドラ25)
東京都の大島の居酒屋を舞台にしたドラマ。主演は 片桐はいり 。なんと連ドラ初主演だとか。
主人公は「人を裁くのに疲れた元裁判官」で、現在は居酒屋の手伝い。そこに人生に疲れた(?)各回の
ゲスト(竹中直人、前田敦子、橋本マナミ等)が大島を訪れ、主人公とのやり取りで癒されて東京へ
帰っていく(大島も東京都だけれど)。そして毎回 くさやの干物 をゲストの役者に食べさせ、「臭い・・・
でも美味い」と言わせるのがお約束。また、主人公が岸壁で「六法全書」を読んでいる場面も毎回挿入
されました。全体的に、舞台劇を思わせる構成で、いつか本当に舞台のお芝居になるのではないかと、
富太郎はちょっと期待しています。それにしても、片桐はいりの顔ぢからは半端ない・・・。
むかし、所さんの「笑ってコラえて!」で、片桐はいりの弟さんが南米のどこかの国で語学学校を
やっているという話題が取り上げられていたような気が、しないでもありません。
東京放置食堂のちょっと前の時間に、「古見さんは」
のアニメ版をやっているのを見つけてしまい、
そちらも録画して見始めた・・・ 富太郎
(私は何処に向かっているのでしょう。ちょっと不安)
フォト/アニメ版の中のCMで、「古見さん」の
SPECIALプライスパック 1~4巻 合わせて
980円 というのを見て、本屋でつい買ってしまった
単行本セット。(特典「古見さんの学生証」)
アニメ版のほうが、原作のマンガに忠実でした。