富太郎の日常55 『議員さん』
テレビで自民党の総裁選挙を観ました。(素浪(老)人なので、平日の昼間でも視聴可能。エヘヘヘ。)
政治にそんなに関心があるわけではないのですが、実質の首相を決める選挙で、今回は、四人の候補者が
とうとう全員、同い年か、年下。むかし出始めの いとうあさこ が、「浅倉南36歳。選手はみんな年下
だけど、とうとう監督も年下っ!」というネタをやっていたけれど、富太郎自身が「とうとう総理大臣も
年下かっ!?」という可能性もあっての野次馬根性。結果は、かろうじて新首相は”同い年”となりました。
ちなみに、プロ野球の監督は、全員年下。知らない名前の選手の方が、多くなってしまった今日この頃。
新首相は、開成高校の野球部だったとか。富太郎高校三年生の夏の予選は、緒戦で同じ御三家の”武蔵”と
対戦。仲の良かったサウスポーのタナカ君がピッチャーだったので、昭和市民球場まで応援に行きましたが
残念ながら負けてしましました。
閑話休題、議員さん=政治家先生の話に戻ります。
まだサラリーマンだったころ、仕事の関係で商工団体の総会や新年会に出席させていただく機会がありまし
た。そういう場には、地元の先生方も”お呼ばれ”されていて、ご挨拶されて、それだけで帰っていく先生。
秘書に代理出席させて、ご自身は来ない先生。懇親会までしっかり残って、商工関係者一人ひとりと
握手までしていた先生。まあ、その団体に対する「思い」というか、「(大事にしてますよ)アピール」と
いうか、呼ぶ方も、呼ばれる方も、それぞれの思惑がわりとはっきりと透けて見えていたような・・・。
そんな会合の懇親会の場での、富太郎の記憶に残っているエピソードをひとつ、ふたつご紹介。
〇 三すくみ
新聞やテレビで見ていると、政治家の先生方はとても偉いイメージですし、職業柄「是々非々」とはいえ、
政治家の先生方には、気も使っていました。政治家の先生方は、商工団体のメンバーは社長さんですから、
その家族、従業員、さらにはその家族まで含めて、後援者や票田であり、会合出席者にとても気を使って
おり、婦人部のおばさま方に「〇〇ちゃん、こっち、こっち!」と呼ばれると、満面の笑みで記念撮影に
納まっていました。商工団体の幹部の皆さんは皆さんで、こんな富太郎にも一応来賓として気を使って
くださるわけで、懇親会は「狐・猟師・庄屋」のような三すくみの状態で、夜は更けていくのでした。
〇 奥さま
商工団体の懇親会に、国会開催期間中等で、先生ご自身が出席できないとき、秘書の代理出席じゃあ「ちょ
っとまずい」と思われたのか、先生の奥様が参加されていて、たまたま隣の席に富太郎が座らされたことが
ありました。歴代のファーストレディーをテレビなどで拝見すると、ごくごく一部の方を除いて、慎ましや
かなイメージですが、その奥さまも本当に慎ましく、そういう場にも慣れていないのか、ほとんど固まって
しまっているような印象。団体の関係者も遠慮して、誰も近寄ってこないし、宴たけなわの中、ちょっと
空気が重い。元来、社交的とは正反対の富太郎ではありますが、この空気に耐えられず、ビールをおつぎ
しようとしたところ、以下の会話になりました。『お酒は飲めないんです。』「お車ですか?」『車は、
秘書が・・・』と言って、逆に富太郎がビールをついでいただきました。富太郎はビールが苦手・・・。
よく考えれば、富太郎にビールをつがれれば、会合出席者が次々にやってきて、お酌をされるという
収拾のつかないことになってしまうのかも。そっかぁ、さすが政治家の妻。ただのお雛様ではないんだぁ。
富太郎にビールをついでくださった奥さまが、将来ファーストレディーにでもなったらと思うと・・・。
そう言えば、大学で同じゼミだったクボタさんが、
卒業後国会議員の先生の私設秘書になったんだけれど、
先生が落選したら、失業したとの噂を聞きました。
厳しい世界のようです。今月、衆議院議員選挙あり。
実家に、慣れない”おさんどん”の手伝いに行って、
体重が1kg減り、疲労困憊の 富太郎
(改めて、奥 の偉大さを思い知らされる)
フォト/ユンケルの空き瓶
富太郎の疲労蓄積度は、現在、
一番安いユンケル 1日一本分程度。
昨晩東京に、震度5の大きな地震がありました。この大きさは、東日本大震災以来とのこと。