富太郎の日常 263 『 おかげ参り 』
名古屋の熱田神宮から、三重の伊勢神宮まで8区間をつなぐ「全日本大学駅伝」が終わりました。
おかげさまで、去年シードを逃した大会で、20年ぶりに2位に躍進。 願掛け禁酒をした甲斐があったと
いうものです。 江戸時代に、『おかげ参り』という伊勢神宮への集団参詣が定期的に発生したようです。
当時は名古屋から伊勢まで3日かかったのだとか。 今は、学生ランナー達が半日で駆け抜けます。
お伊勢さまもビックリでしょう。 そんなお伊勢さまに、敬意と感謝を込めて。 学生ランナーたちにも。
〇 お伊勢参り
社会人になって何年目かに、職場の先輩が三重県の津支店に転勤になったのを機に、遊びに行かせてもら
いました。 神宮前のおかげ横丁で名物の「あんころ餅」を食べた記憶はあるのですが、参拝については、
とんと。 なんと罰あたりな。 さて、この「あんころ餅」ですが、『御福餅(本家)』というのと『(伊勢
名物)赤福餅』というのがあって、はて、富太郎が食べたのはどちらだったのか・・・。 それぞれのHPを
見ると、『御福餅』のほうは海のそばに本店があり、『赤福餅』のほうは川べりに本店がある。 記憶では
川のほとりの縁台で食べた記憶があるので、『赤福餅』だったようです。 違いはよく分かりませんが。
食事は、『伊勢うどん』。汁なしの太麺。 富太郎は名古屋の『味噌煮込みうどん』のほうが好みです(
あくまでも個人的に)。こちらは名古屋出身の先輩に教えてもらいました。 やはり、名古屋出身の同期の
お土産で大好きになったのが『坂角の海老せんべい(ゆかり)』。類似品もありますが、やっぱり『坂角』。
って、ちょっとお伊勢さまへのリスペクトが足らないかも。 すみません。
〇 ふたりの 伊勢 さん
伊勢さんというと、まずはプロ野球選手だった 伊勢孝夫 さん。 兵庫県の三田学園高校から、近鉄に
入団。 伊勢さんが近鉄だなんて、ちょっと出来すぎ? その後はトレードでヤクルトへ。 勝負強い打撃
で、『伊勢大明神』と呼ばれました。 死球の影響で引退しましたが、引退後もヤクルトで3度、巨人、
広島、近鉄、あと韓国の球団でもコーチとして、宮本慎也、タフィー・ローズ等多くの選手を育てました。
また複数の球団でリーグ優勝に貢献し『優勝請負人』としてもその手腕は高く評価されていました。
三田学園出身には、巨人で活躍した 淡口憲治、山本功児 両選手がいます。 大洋、屋敷要 選手も。
また、俳優の渡瀬恒彦さん(渡哲也さんの弟)は、同級生だそうです。 薬師丸ひろ子さん主演の「セーラ
ー服と機関銃」では、「めだか組の若頭」役でした。 「快っ感ん!」 関係ないか・・・。
もう一人の伊勢さんは、伊勢正三 さん。 『なごり雪』をイルカさんに楽曲提供したのは、有名ですが、
『22才の別れ』も、富太郎も若いころ、よく唄っていました。 もう3倍以上生きているのですねぇ。
「かぐや姫」を組んでいた 南こうせつさん は、高校の先輩だそうです。 県立大分舞鶴高校。ラグビーの
強豪で、全国制覇したこともある高校です。 1984年(昭和59年)の全国大会の決勝で、こちらも強豪天理
高校に2点差で敗れた試合が、ユーミンの『ノーサイド』のモチーフになったと言われています。 ペナル
ティーキックが決まれば3点入って逆転も、逸れてノーサイド。 今年は、県大会の決勝で敗れました、
♪「・・同じゼッケン誰かがつけて また次のシーズンをかけてゆく 人々がみんな あなたを忘れても
ここにいるわ」
〇 伊勢ケ浜部屋
明後日、9日から「1年納の九州場所」が始まります。 〇〇富士というお相撲さんが沢山いる、一大
勢力が『伊勢ケ浜部屋』です(「お伊勢さん」との関係は不明)。今の親方は、第73代横綱の 照ノ富士。
先代が第63代横綱の 旭富士。永谷園のCМにも出ていました。ただ、相撲の世界の名跡は複雑で、今の
『伊勢ケ浜部屋』2007年に「旧称 安治川部屋」が名称変更して、元関脇 陸奥嵐 (青森県出身、セオリー
無視の豪快な相撲で、「東北の暴れん坊」と呼ばれた。)が起こした部屋だそうです。 1929年から2007
年までは、別の『旧 伊勢ケ浜部屋』が存在していました。 「巨人・大鵬・卵焼き」の大鵬と同期入門で
新大関で優勝した 清國(きよくに) が7代目の「伊勢ケ浜親方」。 若貴兄弟はじめ、最近では東京都出身
のお相撲さんも多いですが、当時は、黒瀬川、東京都東村山市出身、伊勢ケ浜部屋 が唯一の関取で、東村山
と言えば、志村けんか黒瀬川かというくらい。ちょっと大袈裟か。 現役時代の 清國 というお相撲さんは、
正攻法のきれいなお相撲を取る方で、人気がありました。 そのぶん、けがも多く、横綱にはなれず・・。
ちなみに、5代目「清瀬川」、6代目「横綱 照国」、7代目「清國(清瀬川の清と照国の国)」と、
三代にわたって「秋田」の出身。 そういえば秋田の支店のそばに、大鵬の奥様の実家「榮太樓」という
割烹旅館がありましたよ。 今でもあるのでしょうか。 大鵬のお孫さんが、王鵬(大嶽部屋、前身は大鵬
部屋)で、お父さんは元関脇 貴闘力。 と、書き進めても、まったく「お伊勢さん」には近づかず(泣)。
『おいしい給食』の甘利田先生(市原隼人)に、
どっぷりとハマった 富太郎
(スイッチが入らなくても、机の前に座り続ける作戦の
BGM(movie)に、顔をあげると井之頭五郎(松浦豊)
さんが、美味しそうに食べている映像が映っている
『孤独のグルメ』のお世話になっていたのですが、
同じグルメもの(?)で、最近映画が話題の『おいしい
給食』を観てみたら、音を消した状態でも、市原さんの
演技に釘付け。 「べらぼう」の 鳥山検校 の雰囲気の
まま、眼鏡をかけた中学教師役で、学校給食、命。
だと思います。セリフは聞いていないので、表情と
アクションから察すると。 よく大真面目に、あんな
演技が・・・。 ただ最悪なのは、視線をテキストに
戻せないこと。 どうしよう。 本末転倒。)

フォト/『ピアノで聞く青春メロディ ベスト100』
2006.5.24発売 KING RECORDS
勉強で煮詰まって(本当か?)寝つきが悪いと宜しくない
ので、このCDをBGM(music)に目をつぶると、
2曲目に行くか行かないかで、寝落ち状態に。
毎日同じ曲にならないように、Random設定中。
6枚組各1曲目は、① いい日旅立ち、② 会いたい、
③ 赤いスイートピー、④ ワインレッドの心、
⑤ TRUE LOVE、⑥ 未来予想図Ⅱ
『70年代から80年代・90年代・2000年初め
までの、だれもが過ごした青春の1ページに流れて
いたメロディをピアノの繊細かつ色彩豊かな音色で
お届けします。』がキャッチコピー。(歌詞カードつき)
「なごり雪」はDISC 2の2曲目、「22才の別れ」
は、DISC 2の6曲目に収録されています。