富太郎の日常41 『贅沢』
試験が終わりました。ブログを再開します。
富太郎は現在、試験脳からリハビリ中です。
♪「月に一度の贅沢だけど、お酒もちょっぴりのんだわねぇ・・・」
ご存じ(?)かぐや姫の『赤ちょうちん』です。四畳半フォークと言われた時代の、贅沢です。
「贅沢」のとらえ方は、時代や、価値観によって人それぞれでしょうが、
ケチな富太郎の、年に一度の『贅沢』は、ホテルに試験日前泊・後泊することです。
今年も試験会場は、水道橋の日大経済学部だったので、すぐ近くの「庭のホテル」さんに、
お世話になりました。徒歩1分。フロントの皆さんの感じが、とても良いです。
前日チェックインし、当日は9時集合なので、8時半にホテルを出ても、教室では、早い方。
特に今年は雨だったので、有難み倍増。
なぜ、後泊するのか?
それは、昼休みにホテルに戻って、リラツクスして、1人 部屋で昼食を取り、トイレを済ませて
試験会場に戻れるから。ストレスフリーです。
この手の試験を受けたり、何らかの講習を受けた方はお分かりだと思いますが、
教室での食事はピリピリした雰囲気が残っていますし、そのあとのトイレの長蛇の列は、
悲しくさえなります。お互いの緊張が伝染するし・・・。
で、試験が終われば、5分後には部屋に戻って、解放感にいち早く浸る。
阿部ちゃんではないですが『最高でーす!』 これで合格できれば、言うことはないのですが・・・。
話しを試験の前夜に戻します。
スマホの記事を何気なく見ていると、「サラリーマン人生見えた 50代から奮起 63歳元新聞記者の
司法試験合格記 <週刊朝日>」という記事が。
上治慎吾さんという朝日新聞の元記者さんで、同じ1957年生まれ。80年に入社。
早稲田の政経を出て、新聞社に入社したという只者ではない人に、凡人富太郎が「続くぞぉ!」
と思うのは、はなはだ僭越ではございますが、パワーをもらったのは間違いなし。
ホテルのメモ用紙に、表題、名前、略歴等をメモし、お守り代わりに、試験会場に持参しました。
中でも気になった部分を転載させていただきます。
合格まで9年かかった。こんなに時間がかかるとわかっていたら勉強を始めていなかっただろう。
不合格が続くうち、かけた時間とエネルギーを考えて止めるに止められなくなった。
いわば「司法試験ジャンキー」である。
(まさに、富太郎そのもの。「司法書士試験」だけど。)
妻は「あんたは死ぬまで勉強を続けろ」とほざいた。
お守りを渡されたりするよりもこんな励まし方が私にはあっている。
(読んでいて、涙がにじんだ。)
さて、試験当日です。
教室にはチラホラと空席が。8,000円も払ってもったいない。と思うのは、富太郎がケチだから・・・?
あと昭和のおとッつぁん(富太郎を含む。斜め前のおやじは、三本線のジャージズボンで登場。)と、
30~40代と思われる女性がやけに多くなったような印象。ブーム?
まあ、敵は自分自身なのだけれど。
贅沢の話に戻ります。
先ほどの司法試験に合格した上治さんは、試験合格後司法修習が始まるまで、
シニア雇用を続けていたそうです。
富太郎は昨年、再雇用してもらえる期間を2年残し、資格試験勉強中心の素浪人生活に入りました。
思えば、今が人生で一番贅沢な時間を過ごしているのだなぁと、改めて感じ入る今日この頃です。
こんな我儘を何も言わず許してくれた奥に感謝です。ありがとう。受かりてえなあ。
受験ストレスで、我慢していた甘いものに手を出し、
1か月で2kgリバウンドした 富太郎
フォト/「庭のホテル」さんの朝食
完食し、パンシロンを飲んで出陣しました。
★ 司法書士試験個人的結果速報 (富太郎調べ)
択一午前 29問(PB) 目標+1問
択一午後 24問(足切りの当落線上。去年の基準点が24問) 目標▲6問(シーズンベスト30問)
失点の一因は、想定よりも15分程度余計にかかってしまい、見直しができなかった。無念。
記述式 不動産登記、商業登記2問とも、最後まで書ききれたが、自信なし。
去年の70点満点で8.5点しか取れなかったトラウマが・・・。
『熱闘 司法書士試験。また来年です!』かぁ!?
なお、8月16日に基準点(足切りライン)等の発表が。
10月11日に筆記試験(1次試験)の合格発表があります。