富太郎の日常38 『エール』
エールとは、「声援」「励まし」のこと。応援する、激励する言葉をかけること。
7月4日(日)の、司法書士試験の受験票が届きました。
会場は、去年と同じ水道橋の日大経済学部の3号館。
いよいよです。
毎日が「お家時間」で、自分の心がけ次第で、いくらでも勉強できるのですが、奥に指摘されるまでもなく
「メンタルの弱い」富太郎は、毎日が自分との闘いです。「眠い」「テレビが見たい」・・・。
特に「過去問」や、富太郎の苦手な書式ひな型等の「暗記作業」は、野球でいえばキャッチボールや
素振りのように、絶対に必要な基本中の基本なのですが、根気のない富太郎は、これが苦行。
睡魔で半分気を失いながらも、何とかこちらの世界に意識を引き戻すために、自分にエールを送ります。
昔、体育会系1号、2号の応援で足を運んだ会場等で聞いた「声援」を変形しています。
まずは、自分を鼓舞するために、
『押っせぇ、押せ押せ、押せ押せ「富太」! 行っけぇ、行け行け、行け行け「富太」!
行け、押せ「富太」!!』
これがだんだん集中力がなくなってくると、5択の問題(アからオの5肢の中から正解肢2つを選ぶ)を
解きながら、正解に歌を付け始める。
ア・ウ → ♪あう、あう、春うらら・・・
イ・オ → ♪イオ(伊代)はまだ、16だからぁ・・・
ウ・オ → ♪ウオ(UFO)、タララタンタンタン、タララタンタンタン・・・
馬鹿だねぇ。集中しろよぉ!
そして、「もう限界だ。お仕舞いにしよう。」と、自分に負けそうになったときは、
『いいね、いいね、いいね「富太」。いいね、いいね、いいね「富太」。もう1問(点)』
得点が入ったときに、昔、バレーボールの試合会場で聞いたエール。
霊長類最強女子の吉田沙保里さんも言っていました。「吐いてからが、本当の練習です。」と。
富太郎の場合は、睡魔で意識が飛びかかってからが勝負です。1問、5分が勝負を分ける(はず)。
ただし、勉強を始めて1時間もすれば、睡魔が襲ってくるのですが・・・(残念!)
問題を解いていて、「おっ、これができるってすごくない?」という場合の景気づけには、
ハンドボールの会場で聞いた、『ナイッ・シュゥ!富太。ありがとう。V!』
これが男子だと、野太くなります。『ナイッ・シュゥ!富太!いい男!』
「まいったぁ。わからん。」という問題にあたると、メンタルの弱い富太郎は、以降何問も続けて
間違える、角界で言うところの「ツラ相撲」という悪癖があります。
そんな負の連鎖を断ち切りたいときの自分への鼓舞は、やはりハンドボールの試合会場で聞いた、
『ディフェンス1本。守って、速攻。根性見せろ!」 さっさと解いて、次に行く。引きずらない。
あるいは、時間が足らないときは、『1・2・3・4、5分(人)で十分!』
ハンドボールは、ゴールキーパーと、6人のフィールドプレーヤー。1人退場になると5人になり、
パワープレイを受けたときにかける声援なのですが、ハンドも試験も、だいたい失点します。
集中しろよぉ!
卓球の愛ちゃんの雄たけびは「サー!」。張本君は「チョ、レイ!」
富太郎は、「よっしゃ、きたぁ!」
ウォーターボーイズの中で、真鍋かをり演じる顧問の佐久間先生が、自分の推した曲がシンクロの中で
使われたときに、ガッツポーズとともに叫んだ雄たけびです。
同期で、富太郎をテニス部に誘ってくれたヤダちゃんが、試合で大事なポイントを取ったときに
あげていた雄たけびは、「よっしぁ、来ぉい!」。自分とチームを鼓舞していました。
逆に、大事なポイントでミスした時は、ベンチに戻ってきたときに、「タコがやるのよねぇ!」。
当時、田中裕子のウイスキーのコマーシャルで、流行っていました。
ある日の試合で、やらかして、ベンチで何時ものように「タコがやるのよねぇ!」の一言。
が、ベンチが一瞬固まりました。たまたまその日、応援に来てくれていた先輩の中に、「タコさん」
という苗字の方がいたんです。ヤダちゃんの落ち込むこと。
まあ、「タコさん」本人は、あまり気にはしていないようでしたが。
ヤダちゃんは、富太郎が地方勤務になったときには、毎年夏休みに遊びに来てくれました。
結婚後も、ふた家族で保養所に泊まりに行ったり。とても、仲良くしてもらいました。
もうすぐ、そんなヤダちゃんの命日です。
『ナイ(ッ)・ショ(ッ)! ヤタちゃん。 いい男ォ!!』 (合掌)
記述式税金計算の筆算に苦戦している 富太郎
試験まで、あと、44日
フォト/富太郎が現役時代に使っていた電卓
今更、手計算に苦労するとは・・・。
「繰上げが」って、小学生か!?
電卓の偉大さを思い知る、今日、この頃。