富太郎の日常 252 『 モヤモヤ 富太郎 too 』

 せっかくスポーツの8月を満喫していたのに、広陵高校の出場辞退で、冷水を浴びせられたよう。 某朝

の情報番組のコメンテーターが、「何かモヤモヤします。」と言っていたけれど、富太郎 も まったく

同じ気分。 甲子園が始まるタイミングでの投稿。地区予選で負けていたら、どうだったのか? いじめや

暴力が悪いのは、小学生でも判る訳で。 転校する前に、何とかならなかったのか。 自分がどこの誰かを

曝したうえでの発信は自分に返るリスクも考えられるし。 一方、自分は隠れたまま、火の粉が来そうにな

ると、削除するような輩もいるよなぁ。 亡くなった女子プロレスラーや、兵庫県の職員、県会議員の方等

なぜ同じ事が繰り返されるのでしょうか?  いかんいかん、モヤモヤがイライラになってきた。 

 ◯ モヤ1 『他人に厳しく、自分に甘く』

 そうです。私です。 かなりの人もそうでしょう。 でも、禁じられている「カップ麺」を食べただけで

4人もの上級生が(別々に)手を出すというのが、どうも釈然としません。 「カップ麺」を食べたのは、

1人だけなのか? 本当に「カップ麺」を食べただけなのか? 富太郎の好きな高校野球マンガの『ザワ

さん』に、部のルールを破って清涼飲料水を飲んでいるのを見つかって、連帯責任でみんながグランドに

正座をさせられて老監督に説教を受けている裏で、コーチたちが『今時、清涼飲料水を飲んじゃいけないと

いうルールもどうかと思うけど、何も人目につく駅前のコンビニで飲むことはないのになぁ。ちったぁ考え

ろよ。』という場面が出てきます。 今なら、連帯責任、グランドで正座はアウトなんでしょうね。そんな

に古いマンガではないのだけれど・・・。 ルールを破る部員(生徒)に対して、効果的な指導法はある?

 富太郎が大学生の頃の夏休みに、NHKの「銀河テレビ小説」で『夏草の輝き』という高校野球を扱った

ドラマをやっていました。 無名の公立高校が相手校のアクシデント(食中毒だったか?)で、甲子園の

初出場を決めたものの、お金集めに苦労したり、(当時は野球部員以外でも不祥事があると出場辞退だった

ので)他校の不良が「この学校の生徒は手を出してこないだろう」と追いかけまわしたり。あぶない場面で

大勢の生徒が集まって来て取り囲んで、不良を追っ払うという、ちょっとご都合主義な感じもしましたが。

脚本は山田太一さん。 主題歌は矢野顕子さん。♪「・・すったもんだ もめたもんだ・・」が印象的。

 ◯ モヤ2 『正義は我にあり!』 って本当か?

 何かあると、ここぞとばかりに叩きまくるネットの投稿や、知識人(自称含む)・タレントのコメントを

見るにつけ、『あんぱん』の戦時中の場面にも出てきた、「国防婦人会』のお母さん方を思い起こします。

社会の要請に答えて、「自分は正しい事をやっている」と信じて何の疑いもなく行動していました。で、異

分子を追い詰めていく。 今回で言えば「出場辞退」という結果に投稿者たちは満足なのでしょうか。それ

が『あるべき姿』であると。 それって、みんなの嫌いな『かかわっていない子も含めた連帯責任』を求め

ていることになりませんか。 「他の暴力事件」や「いじめ」があるから「辞退した」というのも、そうか

もしれないし、そうじゃないかもしれない。 でも、学校に「爆破予告」が来たとか、生徒が付け回され

たり、暴言をはかれたりして、危険を感じたからというのは、少なくとも本当でしょう。 加害した生徒だ

と個人の名前や顔写真を曝すのは、暴力ではないのか? そのうち、被害者の生徒の名前や顔写真を曝す

ような奴も出てくるんじゃないのか? 『黙っててやるから、金を出せ。』なんて学校を脅す奴も。

 AI技術がとんでもなく発達しているというのなら、投稿内容を精査して『この投稿は、犯罪になる可能

性がありますよ。』『削除できなくなりますよ。』『情報公開の対象になりますがいいですか?』等の警告

表示ができるようにしてほしいものです。 略式起訴で、罰金を払えば名前も公表されないなんていうので

はなく、新聞に謝罪広告文を出させるくらいの制裁があってもいい思うんだけどなぁ。 

 割と定期的に、スポーツ欄に小さな記事で、不祥事で対外試合を禁止された学校や、活動を禁止された

指導者や顧問の肩書が出ています。 今回の件で「公表の基準」というのがあると高野連は発表していまし

たが、みんなOUTにしたら、出場できない学校が多すぎて、大会が成り立たなくなったりして。 ただで

さえ、少子化だし、野球人口が減って、連合チームがやけに目につくようになってきているのに・・・。

 ◯ モヤ3 『匿名』

 1か月くらい前、富太郎の好きな駅伝応援サイトに、K(フルネーム)名で『選手、監督コーチに対する

批判(的なコメント)、シロウトのほうが見ていて解ることもある。』的な書き込みがありました。 時々

独善的な書き込みもあるのですが、「名前を記入して、よくこんな事書くな。」と思っていたら、見かねた

のか、匿名で「選手もスタッフも一生懸命やっているのだから、応援しましょうよ。」的な反論を、非常に

気を使った文章で書き込んだ人に『私は19◯◯年、◯学部◯学科卒業のK(フルネーム)である。自分の

文章に責任を持つためフルネームを載せている。匿名で人を批判するのは失礼である。』と怒りの再反論。

「おい、おい。大丈夫か、このオヤジ。」とあきれていたら、冷静に「個人情報をネットに晒すのはリスク

が大きいことを認識した方がいいですよ。」と匿名で別の書き込み。「こんな奴、相手にするな。」とか、

「こういう書き込みは、気分が悪くなる。」との身もふたもない攻撃的書き込みも。 もちろん『匿名』。

 やっぱり匿名社会なのだなと思いつつ、気になってKさんを検索してしまった私。 出身高校、大学、

就職先、最終役職、退職後仕事関係まで、顔写真も含めて、ある意味気持ちが悪いほど分かってしまいまし

た。 まあ、本を出されているというのもあますが。 もし、この一連のやり取りが、Kさんが自分の本を

売るための仕掛けだとしたら、色々な意味で「80代のマーケティング力、恐るべし。」です。違うか!?

 広陵高校の件で、開星高校の野々村監督(過去に、選抜で21世紀枠の学校に負けて『末代までの恥』と

言って物議)が、『陰から言うのは卑怯。名を名乗れ。』と。 「出た、出た。昭和のオヤジ!」 と思い

つつ、『富太郎too』かもしせれません。 以上、何時にも増して、超個人的な思いした。


 匿名で他人を攻撃する輩に腹をたてていながら、

 タイムリーエラーをしたセカンドに『何やっとん

 じゃ、ボケ!!』とテレビの画面越しに罵声を

 浴びせる自分に「自己嫌悪」の  富太郎

(9回ツーアウトでエラーをして追いつかれて、

 延長で負けてしまった君、5点リードの残り

 4分でファールをして2分間退場で追いつかれ、

 延長で負けてしまった君、『ドンマイ、ドンマイ。

 僕もそうだったよ。』って、何の小芝居だっ!

 それにしても、インハイTVの決勝で、片方の

 チームの特定の選手ばかり取り上げた、解説兼

 アナウンサーに、イラ!イラ!イラ!)


 フォト/8月7日、丑三つ時のちょっと前に、

 トイレに起きて、水を飲んだ時に、外を見たら

 月がやけに黄色かったので撮った一枚。

 何で月がこんなに黄色いかとインターネットで

 調べたけれど「太陽光線が・・・」よくわからず、

 石原裕次郎の歌に「黄色い月」というのがある

 ようだけど、まったく知らず。

 最近何だか、心がトゲトゲし過ぎているようなので

 空からの『イエロー・カード』だと反省する

 ことにしました。




2025年08月12日