富太郎の日常 250 『 時はめぐり・・・ 』

 『最後から2番目の恋』を読み終わったら、気になって、結局『続・最後から2番目の恋』も買って読ん

でいます。 『続』がテレビ放映されたのが2014年の4-6月期なので、もう11年前。初回の放送から

約2年後でした。その時のキャッチコピーは「相変わらずの日々」。テレビの賞を取った時のキョンキョン

のコメントが『和平さんと千明さんの毎日は、ずっと続いていたのです。』誰でも毎日は続くけれど、同じ

出演者で11年後をまたやるというのは凄いよなぁ。小学生役であった子役の女の子が、すっかりと大人の

俳優さんになって ♪「・・時はめぐり また夏が来て あの日と同じ 通りの角・・」 とはいえ、この

連作のドラマが始まった時、もう「司法書士試験」の勉強をしていたとは、自分で驚くやら、呆れるやら。

 所謂ひとつの『相変わらずの日々』です。

 ◯ 大明神

 参院選特番を挿んで、気になっていた『べらぼう』の佐野政言の刃傷沙汰と切腹。 と、思ったら庶民か

ら「佐野大明神」「世直し大明神」と祭り上げられる展開に(裏で「悪」が糸を引いているようですが)。

 佐野というと年末年始だけテレビCMが流れる『佐野厄除け大師』(♪「福よこいこい 福よこい」は

日光山輪王寺で、別のお寺さんです。)。栃木県佐野市にあって、かつては下野国佐野藩。佐野新吉という

藩主の方が、今の場所に移されたそうです。 ム、ム。同じ佐野姓。 佐野政言と縁ありか?とも思ったの

ですが、政言さんは上野国甘楽郡の旗本の出。違うか。 ただ、さらに遡ると下野国と上野国はひとつの

国だった時代もあるようなので、どこかで繋がりがないとも言い切れません。

 同じく『べらぼう』で田沼意次の側近「三浦庄司」役を演じているのが 原田泰造 さん。 原田さんは

かつて(前にも書いたような気がしますが)「おネプ!」という番組で 原田大明神 として『祈願成就!

出張ネプ投げ』というコーナーで、巴投げを披露していました。 スカートの女の子を巴投げしてBPO

(放送倫理・番組向上機構)で問題にされたりして。そんな原田大明神が、大河!? いい味出してんだ。

 ◯ ハモ・ネプ

 原田泰造さん所属のネプチューン司会の『青春アカペラ

全国ハモネプリーグ(略称ハモネプ)』が放映されました。 

正直、爺の耳にはハモリが雑音にしか聞こえなかったのだ

けれど(失礼)、周りの大人たちに、感動。 昔の映像が

映ると、ネプチューンのメンバーの若いこと。 あと、

高田商業(奈良/14年ぶり2回目の出場)のアカペラ部

顧問の中島先生(数学担当)が、18年前(2007年)に

大学4年生で、当時の『第4回全国ハモネプリーグ』に

出演していて、その映像を見たときに、時間がワープしま

したよ。 歌った現役高校生たちが生まれた頃だよなぁ。

 まさに『毎日はずっと続いていた』のですねえ。

 やはり出場していた和光高校(東京)は、ハマ・オカモト

さんの母校として紹介されていましたが、ハマさんの

お父さん、浜田雅功さんは「浜田大明神」として、

スポーツ界では、深く信仰(?)の対象になっています。

 ◯ ドッポたち

 右は、読売新聞7月24日木曜日の夕刊に載っていた4コマ

マンガのスクラップ。 何作目が書いていないので解かりま

せんが、週に一回もう長いこと続いている気がします。

 ドッポというのは、転校してきた恐竜の子(国木田独歩から

の命名らしい。)で、今回登場しているのはクラスメイトの

みきお と、そのおじいちゃん。性格は「くよくよしやすい」

のに、「ぼーっとしている」ような、チャーリーブラウン的。

「ニシニシ」という言うことを聞かない犬も飼っている。

 話はシュールな会話が多く、哲学的なところもピーナッツ

ファン好み。 作者の小泉さんは1953年生まれで、まさに

ドンピシャの世代と思われます。

 今回のネタ、アインシュタインの「相対性理論」?って

判らないので調べたら『時間と空間が観測者の運動状態に

よって変化するとの概念(特殊相対性理論)』わっかんねぇ。

 ただ、勉強している時間は気が遠くなるほど進まないのに、

休憩中はあっという間に時間が過ぎるというのは、日々実感。


 週に4日ほどのウォーキングで、ちゃんと帽子をかぶって

 いるのに(寝ぐせ隠しとハゲ隠し)、顔が赤黒テカテカに

 日焼けした    富太郎

(えっ、日焼け止めって翌年には効かないの? 言ってよぉ!

 という訳で、あわてて『NIVEA MEN UV 

 PROTECTOR』を購入。 たっぷり白塗りで歩いている

 けれど、時すでに遅しかも。 けっしてゴルフ焼けでは

 ありません。)


 フォト/ウォーキング中に、大学通りに面したお宅の塀で

 羽化の真っ最中だった”せみ”

 何ぜみかは解かりませんが、せみの一生は幼虫時は、地下

 で3~5年。成虫になって地上で2~3週間だそうです。

 みきおのおじいちゃんの言うように『せみの感じる時間は

 人間とは違うのだろうな』などと思っていたら、先日の

 新聞の投書欄に人生の先輩(83歳女性)の投稿が。 (抜粋)

 『木の枝に、羽化したばかりのセミを見つけた。 そこへ

 お父さんと5歳ぐらいの男の子が通りかかった。その子は

 セミの抜け殻を持っていた。 男の子はセミを見つけ、

 「あれがほしい」と父にせがんだ。 お父さんは「あれは

 いかん。生きてるやろ。セミの命は短いんやから自由に

 させてやれや。」と諭していた。 男の子は諦めずに

 半泣きになったが、お父さんは動じなかった。』

  世の中、「なんだかなぁ」と思う事が多いけれど、

 「まだまだ捨てたもんじゃない」と思わせてくれました。

 それにしても、83歳の文章力、恐るべし。


 蛇足: 富太郎は虫を触れないので、

 「せみさんに、自由に生きてもらう」一択です。




2025年08月01日