富太郎の日常 296 『 試験前 雑感 』

 毎年のことながら、この時季、顔のあちこちがピクピクしたり、問題を解いている夢を見たり。先日も、

試験中に寝てしまって「筆記具をおいてください。」という試験官の声でハッと目を覚まし、『まだ9問も

残っている。終わったぁ!』というところで目が覚めました。 夢で良かったと思う反面、ゴルフの前に

ティーショットで空振りをする夢を見たら、コースで本当にやらかしたことがあったので・・・。

 煮詰まらないようにしつつ、ピークを試験当日に持って行けるよう、考えているような、いないような。

 ◯ 大学通りをウォーキング

 できるだけ、ルーチンどおりの生活を送るべく、雨じゃなければウォーキングへ。 この間の週末は、

やけに歩いている人が多いなぁと思いつつ、黒い学生服を着た男性に目が。 詰襟、昔の中高生が持って

いたような黒革の学生鞄に、黒の革靴をカツカツいわせ、肩を怒らすような独特な歩き方は、昭和の応援団

員? などと思いながら校門のところまで行ったら「KODAIRASAI」という学園祭(昔の新入生

歓迎祭)をやっていました。 でも、続々と校内に入っていくのは、どう見ても一橋の学生ではなさそう。

 いつものコースを行って、戻ってくる途中で、最近時々会う大きな黒ラブ君(オスかどうかは不明)に

遭遇。ご主人はいつも携帯を見ていて、わんこは所在なげに歩道にベタッと腹ばいになっているのだけれど

この日は、ご主人は相変わらずながら、そばに小型犬を連れたおばさんがしゃがみこんだら、大喜びでへそ

天状態。実は「かまってちゃん」だったのですね。 それにしても、あの大きさだと、歩道封鎖だよぉ。

 都議会議員選挙の真っ最中で、選挙カーが走りまくっています。前座席からも、後ろ座席からも身を乗り

出して手を振られたので、大きく手を振り返しておきました。でも、一票入れるかどうかは、別の話しね。

 家に帰って勉強をしていると、風に乗って学園祭のバンド演奏の音が聞こえてくるのだけれど、これが

また思わず『下手くそぉ!』と窓から叫びたくなるような代物。 「集中、集中。」 って、無理。

 ◯ 秋広選手のことなど

 ジャイアンツからホークスに電撃トレードされた秋広選手、22歳。 若いのに阿部監督を茶化したり、

何度も遅刻したりと、ちょっと勘違い野郎気味でした。 監督や球団は「ホームランバッター」を期待して

いると明言しているのに「自分はアベレージヒッターですから。」と平気で言えるのは、大物なのか世間知

らずか。(サラリーマン時代の富太郎を知る人には、『お前が言うな!』と言われそうだけど・・・。) 

ただ、イチローにしても、三冠王・落合にしても、出始めは監督(土井に金田。後付けで「見る目なし」と

言われた。)に滅茶苦茶な評価をされていたけれど、実績で使わざるを得なくしたわけで、結果がすべての

世界。 最近の若い人は、入社当日辞める人もいるという話も聞きますが、プロ野球は続けたくても「使え

ねぇ」と判断されればクビになってしまうわけで、そういう意味では「自分は・・・」という主張は、なか

なか勇気ある発言でもあります。 ホークスのチーム事情にハマれば良いのだけれど、と思う反面、決勝

ホームランを打ったとか、連日の勝利打点。とかの見出しを見ると、なんか腹が立つ今日この頃。

 心の狭いことよのぉ。 これもジャイアンツが勝てないせい? と他人のせいにしては、いけませんね。

 ◯ 夢はもう 見ないのか

 一橋大学の西門を入って、少し行った先にある、硬式野球部の「立て看」の部員募集のキャッチコピー。

部員の皆さんは、当然(最近は)甲子園とは縁遠い進学校の出身なので、みな、野球に関しては「夢」で終

わった元高校球児達。 さすがのキャッチコピーです。 そう言えば、お正月の箱根駅伝で、給水に回った

中大のキャプテンが、水を渡した後輩選手の手袋に『叶わなかった俺の夢 おまえに託す!』と書いていた

という写真記事(夢つないだグータッチ)を見て、泣いたのを思い出しました。 ♪「あなたの夢を あき

らめないで 熱く生きる瞳が好きだわ 負けないように 悔やまぬように あなたらしく 輝いてね」  

 もう一人、夢がかなわなかったのが、陸上短距離の五輪メダリスト、末續慎吾選手、45歳。 今年の

世界陸上100m出場をかけて、関西実業団陸上に臨みましたが、残念ながら11秒08で結果を残せず。

「現役とうたう以上、自分が本当にしたいことに挑みたい。」と本気で挑み、涙を浮かべ「こんなに悔しい

ことはない。本当に悲しいのって、誰かに負けることじゃないんですね。」と。「ただ心は豊かだった。」

そうです。   一橋大学硬式野球部は、東都4部で優勝し、3部の成蹊大との入れ替え戦に臨みました。

 結果は、1勝2敗で3部昇格ならず。 残念。 また秋のリーグ戦で優勝して、再チャレンジを!!


 最後の追い込みが思うように行かないところに、

 あらぬ方向からのパンチを受けて、

「挑戦者、足に来ている~!!」状態の   富太郎     

(その昔、キンキン(愛川欽也さん)がラジオでよく

 ♪「まいった狸は 目でわかる 腰据えて・・・」

 と歌っていました。 意味はよく分からないけれど。

 奥の表現によれば、今の富太郎は『シオシオのパー』

 状態だそうです。  古いねぇ。


 フォト/大学通りに面したお宅の生垣の「紫陽花」

 植え込みや公園の紫陽花は、淡い色の花が多い中、

 くっきり、はっきりの青紫色に感動。

 土の酸性が強いと、青や青紫になりやすいのだとか。

 この色の紫陽花の花言葉は「冷淡」「無情」「辛抱

 強い愛情」と、いま一つ(?)ではありますが、

 紫陽花と言えば、この色が好きです。



  「まいった狸」からの お知らせ

  そんなわけ(?)で、今年は例年よりも1週早く

 試験前活動休止期間に入らせていただき、27日と

 7月4日の『富太郎の日常』はお休みいたします。

 試験後の狸はどうなっているか? 乞う、ご期待!


   試験まで、あと17日

 ♪「ファイト! 冷たい水の中を ふるえながら

   のぼってゆけ」




2025年06月20日