富太郎の日常231 『 これでいいのだ、か? 』
♪「西から昇った おひさまが 東へ沈む これでいいのだ これでいいのだ ・・」(天才バカボン)
3月2日(日曜日)の朝刊1面の『米ウクライナ 協議決裂』「首脳会談 激しく応酬」の文字を見て、
思い浮かんだのが『無理が通れば 道理が引っ込む』。 いや、誰かのエッセイに『人には人の道理あり』
というのもあったぞ。 一方的に攻め込まれたウクライナには道理はあるでしょう。 でも、米大統領に
だって道理はあろうし、第三者が認めるかは別として、ロシアにもロシアの道理があるに違いありません。
「道理とは、絶対的な価値観ではなく、人間社会が生み出した相対的な価値観である。」と誰かが言って
いました。 大丈夫か?富太郎。 花粉症で頭がボーッとしていて、ほぼ無思考状態なので、頭に浮かんだ
事を書かせていただきます。 不適切な表現内容等がありましたら、花粉症のせいです。お許しください。
◯ のぼうの城
豊臣に攻められた北条小田原城の出城 忍城(埼玉県行田市)の籠城戦に関するお話。城主は小田原城に
出陣しており、留守を任された「でくのぼう」と世間から評判の城代が、家臣や領民の人望だけで、豊臣の
大群に抗います。 力に物を言わせ、理不尽な要求を突き付けて、無血開城をせまる豊臣に対し、「戦」を
選ぶ「でくのぼう」。 小田原城が墜ちるまで、唯一残った出城ではあったものの、結局負けは負けで、
武装解除され、姫を差し出せと言われ、姫は城を後にします(ただこの姫只者ではなく、秀吉の側室となり
親を3万石の大名にさせました。)『鉱物資源を提供せよ。』との米の条件を読み、この姫を思いました。
勉強不足で恐縮ですが、ウクライナには、大統領以外の人物が思い浮かびません。 NO2とか、参謀・
家老とかがいないとキツさ倍増。 米露とも「大統領選」を求めていますが、他候補はいるのでしょうか。
◯ 赤穂浪士
忠臣蔵として有名な仇討ちは、「家臣による主君への『義』」として、庶民からの人気は絶大でした。
ただ、事の発端は、主君の 浅野内匠頭 が 吉良上野介 への遺恨で、殿中で刃傷沙汰を起こし、怒った幕府に
切腹を命ぜられた。 国家老 大石内蔵助 は、別の藩主を立てる事を許されると思ったが、お家お取り潰しと
相成り、元藩士の有志で仇討ちをした。 ただ、幕府側からすれば、仇討ちは犯罪=不義 とせざるをえない
という事だったようです。 名は上げたけど、実は残らず。 そして、吉良への遺恨の原因が、朝廷からの
客人のおもてなし係をを言付かったものの、責任者の吉良からきちんと説明を受けられず、服装等で不始末
があり、大恥をかかされた・・・。 今回の米ウ会談で、米側は「スーツ着用で」と事前に連絡していたの
に対して、ウ大統領は軍との連帯の証として、いつも通り非スーツで来場。 第一声の挨拶で、米大統領は
皮肉を飛ばした。 他国の首脳との会談でも、同じ格好だし、英国国王との面会でも同様。 ウ大統領から
すれば、米国だけ変えれば、他国に失礼との考えもあったかとも思われます。 一方、米大統領からすれば
米国は違うのだという事を示せと求めている気も。 更には会談が決裂した後の報道によれば、米大統領に
近い上院議員から、会談前に『①挑発には乗らないように、②安全(保障)について議論をしないように」
と忠告していたのに。との発言があったようです。 なんだか、会談前から「挑発」が予定されていて、
それにまんまと嵌ってしまった 浅野内匠頭 。しかも、報道カメラの前で・・・。 それにしても「ありが
とうと言え。」という恫喝は、「小学生か!」と突っ込みたくなるほど。 それほど、米国内には、ウへの
莫大な軍事支援を快く思っていない人たちもいるという事なのでしょう。 また、米国が入って露と和平の
締結を模索している中、「露は信用できない。」と言ってしまうのは(本心だとしても)、「米国も信用し
ません」と受け取られてもしかたがないかとも思うのです。 『まずは停戦』のシナリオに、邪魔な人物を
除けにかかったパフォーマンスだったというのは、穿ちすぎでしょうか。
◯ 関ヶ原
今回の決裂報道後に、某野党の党首が「総理は全くメッセージを出していない。発信不十分。日本の姿勢
が見えない。不満である。」とのコメントを出されたようです。 ご指摘ごもっともと思う反面、今意思表
明は難しいよなぁ。 言った一言が、後で尾を引きそうだし・・・。 この党首に「あなたなら、何とコメ
ントしますか?」と記者さんに聞いてほしかった気がします。 関ヶ原の戦い前に、ピンチだった徳川方の
小山評定で、山内一豊の一言が戦後の論功行賞で一番評価されたと、言われています。その他にも、前田、
福島、小早川、加藤、黒田、細川等の豊臣ゆかりの武将たちも、徳川東軍について、加増されました。もっ
とも、中国、九州等西日本の遠隔地に国替えされたようではありますが。 これらの武将は、豊臣に対する
恩義を「旧恩」、徳川への忠誠を「新恩」と称して、両立させたようです。 米の前政権に対するウ大統領
の態度が気に入らないというのが、どうも冷たい態度の根底にあるようなので、この「新恩」「旧恩」の話
を誰か教えてあげればいいのに、と勝手に思ったりしています。 それにしても、冗談でも「トランプに
協力して戦争を止めれば、北方領土も見えてくるではないか。」との発言は、今、言うべき事ではないと
個人的には強く思うのであります。 『戦争を止める』ことには、全全全面的に賛同するのだけれど。
なごり雪も降ったのに(から?)、花粉症が
悪化の一途をたどっている 富太郎
( ♪「I can't Stop The Loneliness
どうしてなの 鼻水が とまらない・・・」
奥 too。 我が家のごみ箱は、どれも
ティッシュでい~っぱい。)

フォト/「のぼうの城 上・下」 小学館文庫
作者 和田 竜 (2009年 本屋大賞第2位)
2011年9月、映画が公開予定されていましたが
この年の3月11日に起きた、東日本大震災の
被災状況に配慮し、公開を1年遅らせました。
この作品の中に「二万の兵で押し寄せ、さんざに
脅しをかけた挙句、和戦いずれかを問うなどと
申す。・・・そんなのに降りるのはいやじゃ。
・・・武あるものが武なき者を足蹴にし、才ある
ものが才なき者の鼻面をいいように引き回す。
・・・それが世の習いと申すなら、このわしは
許さん。」と家臣に気持ちを伝える場面がありま
す。(上巻P184~185) 味方の兵 五百。
そして家臣団は確信します。『この男は、異常な
までに誇り高いのだ。』 「落ち着け、早まるな。
強き者に服するは世の習いではないか」と家老は
押さえようとしますが、「やるか」「やろう」
「やろう」廊下にあふれ出た者どもまでが、四方を
向いて叫び合った。・・・
この時の、豊臣方の総大将は、石田三成 でした。