富太郎の日常211 『”竹内まりや” ふたたび 』

 10年ぶりのオリジナルアルバムの発売、11年ぶりの全国アリーナツアーに向けてか、”竹内まりや”さんの

名を目にする機会が多い気がします。 NHKではテレビ(The Cover's)で2週連続『竹内まりやナイト!

45周年SP』が放映され、ラジオではスポーツの日に『今日は一日”竹内まりや”』を放送していました。

出雲駅伝を観ていたら(中大は出られなかったけれど)、コースが竹内さんの母校「大社高校」の前を通っ

ていて、『甲子園の応援、ありがとうございました。』との横断幕が見られました。 時代は、竹内まりや

か? というわけで、富太郎の日常17(2020.11.28)に続いて、2回目の登場です。 ちなみに、前回

取りあげた曲は、①毎日がスペシャル、②元気を出して、③恋の嵐、(もう一曲)みんなひとり、でした。

 ◯ 純愛ラプソディ (1994年発売「impressions」収録)

 ♪「・・・ドラマティックな出来事は 起こるはずもないくらいに平凡に生きてきた ・・・ So、

I sing this rhapsody for you 」 一方的な既婚者への恋心と、解釈して

おきます。 たぶん、揉めてはいないでょう。 『平凡に生きてきた』というフレーズが、ちょっと好き。

『平凡』は「中流」と同じで、基準は曖昧。ですが「中流」と同じく、大部分の人は「自分の人生は平凡」

だと思っているのではないでしょうか。 アイドル雑誌「平凡」は廃刊しましたが、「明星」は今もある?

 で、アルバムでこの曲の次が『リンダ』。 間髪を入れずに前奏が始まるので、富太郎の中では2曲が

セットになっています。 この『リンダ』は、桑名正博さんと結婚するアンルイスさんにプレゼントした曲

(「リンダ」はアンルイスのミドルネーム)です。 まず、アンルイスさんが『平凡に生きてきた』とは

真逆のイメージで、♪「・・・でも、LINDA 約束してね その笑顔わすれないと 」との歌詞も、

いろいろとムムム・・・。 でも、しっとりとしていて、いい曲なんだ。

 この「impressions」には、「元気を出して」と「恋の嵐」も収録されています。

 ◯ どっち派? ( 中森明菜 VS 中山美穂 ) 

 竹内さんは、いろいろな歌手に楽曲を提供し、またセルフカバーもされています。中森さんと中山さん。

 まず中森さんは、『駅』。 1986年リリースで、彼女が21歳のとき。 アルバム「CRIMSON」収録。

 ♪「・・元気で暮らしていることを さり気なく告げたかったのに・・」  ♪「・・雨もやみかけた

この街に ありふれた夜がやって来る・・」 元カレなのか、別れた元夫? 大人の世界です。

 一方、中山さんは、『色・ホワイトブレンド』。 同じ1986年。中山さん16歳。若い。 資生堂、春の

キャンペーンCMソング。 ♪「・・ドライに生きることも 時には必要ね・・」 ♪「・・明日が待って

いるから 後ろは振り向かないわ・・」 学生でしょうか。 まあ、ポジティブ。 明るい、明るい。

 まさに陰と陽。 年齢とか、その時の置かれた状況で、好みは変わるのでしょうが、今の富太郎は・・・

後者かなぁ。 ♪「・・後ろは振り向かないわ・・」 じゃないと、やってられない(泣)。

 ◯ 心はいつも17才(seventeen) (2001年発売「Bon Appētit!」収録)

 ♪「 込み合うバスの窓に 映った顔が疲れて見えた 今日も暮れていく・・」

 「私だって その昔 ハラハラするよな恋を いつもしていた Teen-age girl」と続き、

さらに「過去が恋しいわけじゃない 今が悲しいわけじゃない だけど何かが足りない 毎日のくり返し」

 で、「いつでも夢見る17才」 「時にはあなたに優しい25才」 「ないものねだりの得意な35才」

 『でも・・・ほんとは ほんとは・・・ほんとは 45才(forty five)』 で、終わります。

 このアルバムが世に出た段階で、竹内さんは45歳。 もしかしたら、当時の本音が入っていたのかな。

 17才。 富太郎にとって「17才」といえば、♪「 誰もいない海 ふたりの愛を確かめたくて・・」

の南沙織さんの「17才」。 1971年6月の発売で、この年のレコード大賞新人賞を獲得したのですが、

南さんはまさに17才でした。 南さんは1954年7月生まれで、竹内さんは1955年3月生まれなので、お二

人は同学年。 この曲が売れていた時に、竹内さんは「大社高校」の二年生。 ちょっと意識していた 

JKだったのではないか、と勝手に想像しています。

 さて、発表された全国ツアーの初日は、来年の4月25日。 「大きなお世話。ほっといて」と言われる

かもしれませんが、竹内さんは3月生まれなので、70才(seventy)でのイベントとなります。

 「"竹内まりや"さんが70かぁ」と感慨深いものがありますが、言うまでもなく、富太郎も同じだけ

歳を重ねているわけで・・・。 あちこちに『ガタ』が。 ゴルフボールが、打っても飛ばねぇ!


 やる気が出ない時には(ほぼ毎日)、♪「頑張れ

 頑張れ 闘え ビッグX・・・」と気合を入れて

 唄いながら(泣きながら)机に向かう  富太郎

(「ビッグX」というのは、昭和40年代の初め頃の

 テレビマンガ(たぶん原作は、手塚治虫さん)で、

 胸に万年筆型の装置を当てると、レベル1で「鋼鉄

 の体に」、レベル2で「巨体に」いわゆる変身する

 悪と戦うヒーローものでした。ただ、小学生なりに

 疑問に思ったのは、「いつもレベル1で苦戦するの

 だから、最初からレベル2にすればいいのに・・」

 まあ、大人の事情ってやつがあったのでしょう。)


 フォト/「阿部慎之助」応援タオル。

 実は、前回の「竹内まりや」テーマ時のフォトの

 コメントが『日本シリーズ4連敗。亀井Tシャツを

 着て、肩を落とす富太郎の後ろ姿。首には慎之助

 タオル』の、まさにそのタオル。4年ぶりの登場。

 今度は、頼むよぉ。 『しんのすけ---!!』




 ★ ♪「三角チョコパイの季節・・」のCM開始。

  ちょっと元気が (*^^)v 。



2024年10月18日