富太郎の日常204 『 鳥肌もの 』
前々回、大社高校の『107年ぶりの夏2勝』に「鳥肌」と書きましたが、他にも今年の夏はいろいろと
『ゾクッ』とさせていただきました。 楽しかったぁ! 今回は、富太郎の『鳥肌ポイント』をご紹介。
○ オリンピックで
まずは、日本選手団の先陣を切って金メダルを獲った、女子柔道48キロ級の角田選手。 相手選手が
必死に逃げようとしても、かまわずに、両足をお腹にあてがっての『巴投げ』。引付が強いが故に決まるの
だとか。 相手選手は「あ~れ~!」という感じで裏返しに。 団体戦の決勝では、2階級上の選手まで
巴投げでぶん投げました。 『鳥肌』。
レスリング女子62キロ級の元木選手は2対7の劣勢から練習でもやったことがないという『反り投げ』
一閃。 まだ、ポイントで負けていましたが、休まず攻めて逆転のフォール勝ち。 ご本人も「絶対勝て
ないって思っていました。」という状況からの大逆転。 そして『助けてくれた神様は、2回も助けて
くれない。』との名言も残し、決勝では負けてしまいましたが、堂々の銀メダル。 強靭な足腰とメンタルに『鳥肌』。
○ 甲子園で
大社高校が更に勝って、ベストエイト進出。 もさることながら、ベストエイトをかけた3回戦で、大社
と対戦した早実の守備に『鳥肌』。 1点も与えられない場面で、スクイズをさせないために、ライトを
ベンチに下げて、代わりに入った選手がピッチャーの右少し前で構えるという大胆なシフト。 しかも、
その選手の所に打球が飛んで、点を与えませんんでした。 記録はライトゴロだそうです。
実は、この守備隊形が甲子園で敷かれたのを見た記憶があります。 怪物江川が、夏の甲子園に登場した
最初の試合(1973年)、相手は福岡の柳川商業(現、柳川高校。今回のオリンピックでもレポーターとして
活躍していた松岡修造さんの母校。テニスも強い。)。 江川は打たれないけれど、当時の作新も打てずに
ロースコアの戦いに。 そして、一点を防ぎに行くために、この試合で柳川商業はセンターの選手を内野に
守らせる守備隊形を2回とりました。 結果は、延長15回、作新が勝ちましたが、柳川がこのシフトを
敷いたとき、柳川のアルプスで応援していたおっちゃんが叫びました。『これが、柳川鍋シフトじゃ!』
という記事を読んだ記憶もあります。
話を大社高校に戻します。 サヨナラヒットを打ったバッター(ひとりで投げぬいたピッチャー本人)が
泣きながら1塁に走っていく姿に・・・『涙!』
○ インターハイ(ハンドボール)
オリンピックだ、甲子園だ、と浮かれている間に、インターハイは終わってしまった感が。 新聞の
スポーツ欄でも、決勝の結果くらいしか載らず、ちょっと残念。 でも、スポーツおやじ富太郎はチェック
を欠かしませんでした。 インターハイチャンネルで、ちゃんとYouTubeで放映されていたのですよ。
中でも女子3回戦屈指の好カード。前年の準決勝と同一カードの白梅学園(東京)と、洛北(京都)の一戦。
試合は、洛北が押し気味に進め、残り1分30秒で白梅が同点に追いつき、残り1分で白梅が1点リード。
7人攻撃(キーパーを上げて、全員で攻める)に出た洛北が残り15秒で同点のゴールを突き刺す。 延長戦
を確信して万歳をして喜ぶ洛北の選手たち。 その時、白梅のゴールキーパーからセンターサークルに送ら
れたボールを、再開と同時にシュート。 7人攻撃だったためゴールキーパーが戻り切れず、無人のゴール
ネットを揺らし、そのまま試合終了。 一転泣き崩れる洛北の選手たち。 一瞬の一太刀で試合を決めた
白梅の、何だろう「凄み?」に、『鳥肌』。
今年の甲子園は一方的な試合はあまりなかったように思いますが、例えばインターハイなら、1つ2つ
勝ち上がっても、一方的な試合になるケースも多いように思います。 オリンピックでも予選通過もままな
らない競技、選手も多数。 『オリンピックは参加することに意義がある』という言葉は、最近はあまり
聞かれないように思います。 五輪後のテレビ番組等を見ていても、メダルを獲った選手と逃した選手では
扱いが圧倒的に違うし・・・。 みんな楽しませてもらったじゃん!
♪「 地元じゃ負け知らず そうだろう ・・・」 全国の、世界の壁は厚いんだよなぁ。
夫の 山下達郎 さん共々、クールなイメージのある
竹内まりや さんが、ラジオの放送で、母校 大社高校
の活躍に大喜びをしているのを聴いて、なんだか
嬉しくなった 富太郎
(『校歌を50年ぶりに歌ったんですけど、体が覚えて
いる。テレビに向かって起立して、いつも出ない音域で
歌いました。』だそうです。 あの 竹内まりや が、
テレビに向かって起立? なんか、わかるなぁ。
しかも、おじいさまが大社高校野球部の設立メンバーで、
初代主将ですって。 さぞかし「毎日がスペシャル」
だったことでしょう。 良かったですね。)
フォト/パリ五輪「一歩、踏み出す勇気を。』
TEAM JAPAN キャンペーン・ステッカー
フェンシングの江村選手(旗手)も解団式の後の
インタビューで紹介していました。
ラグビーの『ONE TEAM』くらい、浸透すると
いいですね。