富太郎の日常201 『 パリ五輪2 』
早いっ、早すぎる。 パリ五輪が、もう残り僅かだなんて(泣)。 毎日存分に楽しませていただいて
います。 と、悲しみつつ、何ということ。 甲子園が開幕。 「虎に翼」からの流れで、今年は入場行進
をしっかりと見させていただきました。 でも、理由もわからず、どうしてこう、涙が出ちゃうんだろう。
♪「Love love 愛を叫ぼう 愛を呼ぼう・・・」
○ 何が足りない?
始まってしばらくは、金メダルランキング1位だった日本が、「パタッ」と勢いが止まった気がして。
期待の、男女のバレーボールも、バスケも、水泳も。なんと、柔道まで・・・。 巨人は連敗するし。
去年だったら『盛り上がりが足りない!』だったけど、今、何が足りないのか?つらつら思うに、どうも
個人的なストレスも含めて、画面の向こうに『もうっ!』って、謂れのない不満をぶつけていなかったか?
足りないのは、『感謝』とか『リスペクト』ではないのか? 涼宮ハルヒ ではないので、富太郎ひとりが
「心を入れ替えて」も何も起こりはしないけど、まあ『気は心』で、『もうっ!』って言いそうになったら
『感謝』の刻印のある どら焼き を思い浮かべるようにしましたよ。 すると不思議。勝てないまでも、敗者
復活の「銅」とか、あと1ポイントでの「銀」とか、そしてとうとう、悲願の「金」とか。 巨人の連敗も
止まったし。また、負けたけど。 ♪「でも、知っているの 人生とは 心の持ち方で どうにでもなると
・・・毎日がスペシャル 毎日がスペシャル Everyday is a Special day 」
本当に毎日楽しくて、選手の皆さんと、スタッフの皆さんと、フランスと、お天道さまに『感謝』!
○ おまえは虎になるのだ
♪「白いマットのジャングルに 今日も嵐が吹き荒れる・・・」 子供の頃、『ほくら』という月刊誌に
連載されていた『タイガーマスク』。 「虎の穴」というプロレスラー養成の秘密組織で、「虎だ 虎だ
おまえは虎になるのだ」と教育された主人公 伊達直人。を思い出したのが、今回大躍進のフェンシング日本
チーム。 7年前にフルーレ担当になったフランス人コーチが、着任して言ったのは、母国の教え子たちが
日本選手を評して『彼女たちは技術的には上手いけど、怖くない。』。 ライバルに見くびられていると。
『パンダじゃだめ、タイガーになれ。』と常に戦う姿勢を見せるよう意識改革を促されたそうです。そして
今回、フルーレ女子団体で、初の「銅」メダル。 サーブル女子団体も「銅」メダルで続くと、フルーレの
宮脇選手が自身の X で『女子サーブルの雄叫びを聞いていると、つくづく柔道とは真逆のスポーツだなと。
叫んだり喜ばないとコーチに叱られ、相手にはやる気がない、舐めていると思われる。それがフェンシング
。』と投稿したそうです。 確かに柔道で同じことをすれば、(少なくとも日本人には)ひんしゅくもの。
派手にやらかした外国選手もいたけれど。 それにしても、なぜ例えが「パンダ」なのか? 別の動物だと
『人種差別』だと言い出しかねない輩がいるせいか? 考えすぎか? 男子も大活躍! いいよぉ~。
○ いい人
フェンシング女子サーブルのエースで、個人でもメダルが期待された 江村選手 は、日本選手団の旗手を
務めましたが、残念ながら個人では3回戦敗退。 開会式から試合当日まで日数があまりなく、影響があっ
たのでは? (余計なお世話ながら)なぜ引き受けたのだろう? 断れなかったのかなぁ? 人が好過ぎる
のでは? などと考えてしまいました。 旗手の選考基準とか、本人の意向とかは全くわからないけれど。
もう一人。 柔道で連覇した永瀬選手。 表彰式後の記念撮影で3位の若手選手がちゃっかり前に出て、
中心になって映っても、特に怒るでもなく・・・『大人!』。 取材した記者の方が頭にきて、その選手の
国の記者に詰問したら「若くて初めての表彰台で、嬉しくてやったこと。それにスポーツでは前に出るのは
あたりまえ。」との回答だったそう。 その国々で、ものの考え方や、価値観が違うのは当然か。「日本に
勝つことが、何よりのモチベーション」という国もあるようですし。 試合中には、ポイントごとに派手な
ガッツポーズと雄たけびを挙げ、対戦相手と応援している人の神経を逆なでしまくっていた選手に、試合
終了と共に、最高の笑顔で勝者を祝福する姿を見せられたりすると、「勝負と人間性は別なのだなぁ!」と
納得せざるを得ませんでした。 不愉快で「消音」にして応援していた自分の、なんと器の小さいことよ。
最後に、「いい人オーラ全開」なのが、バドミントンの「ワタガシ・ペア」。あくまでも富太郎の個人的
印象です。中学から親元を離れてバドミントン遊学をしたエリートなお二人ですが、個人的には(大変失礼
ながら)近所の商店街のパン屋のお姉さんと、信金のお兄さんが大活躍のイメージ。帰ってきたら、商店街
でお祝いしなきゃねぇ、なんて町内会のおかみさん方が張り切っちゃったりして。やばい、涙が出てきた。
とにかく、みなさん『ありがとぉ!』と言わせてください。
甲子園の入場行進を見ていたら、伝統校である
広陵高校(広島)の帽子とアンダーシャツが
「白」に変わっているのを見て、椅子から
落ちそうになった 富太郎
(伝統校はOBやら何やらが、何かと上から目線で
口を挿んでくることが多いと思われるなか、
「選手ファースト」でスパッと変えられる
というのは、凄いことだと驚かされました。
「OBは、口は出さずに、金を出せ!」と関係
各方面のOBの皆さんには、お願いしたいです。
『おまえもな。』 承知! )
フォト/男子フルーレ団体金メダルの表彰式
(2024.8.5(月)朝5時頃 NHKテレビの画面)
今大会初めて、生で国旗掲揚と、国歌吹奏を
観たのもフェンシングでした。
某有名人が「国歌吹奏時に胸に手をやるのは、
アメリカ式。日本選手は直立不動の姿勢を取り、
大きな声で歌え。」と言っていましたが、
『こうしなければならない。』との指摘は、
ちょっと違和感を覚えるなぁ。