富太郎の日常195 『眠れない夜と』
暑すぎて、夜中に目を覚ます今日この頃。 一度目が覚めると、なかなか寝付けません。 かつて西城
秀樹も歌っていました。♪「眠れない夜と 雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる」(眠れぬ夜)
当時、秀樹の曲としては地味だなと思っていたのですが、もともとは「オフコース」の曲のカバーだった
のですね(作詞作曲 小田和正)。 秀樹がカバーすることにオフコースファンは快く思っていなかった
ようですが、それでも20何万枚のヒット。前年に出して日本歌謡大賞を獲った『YOUNG MAN』も
洋楽のカバーだったし。 俳優になった同期の ふくしまひでき君 は、お元気でしょうか。
〇 入眠
富太郎の朝は早いです。 そして、寝つきを良くするために、寝る前にはパソコン、スマホを閉じ、
『受験六法』を20分くらい読んでからベッドに入ります。 これは予備校の講師の先生のお勧めで、民事
保全法、司法書士法は条文が少ないので、直前期に毎日読むようにすれば、それだけでかなりの受験対策に
なるというものです。 半分居眠りをしながらの読み込みなので、頭への定着には自信はありませんが。
早くに寝付くので、当然早くに目が覚めるわけで、ひどい時にはその日の内。 「まだ、テレビやってる
じゃん。」の誘惑に負けず、トイレに行って、水を飲んで、もう一度寝ようとするのですが、これが中々。
昔は真上を向いて寝られましたが、歳のせいか横向き、しかも右が下でないと寝付けない。落ち着くのは
左下なのですが、こちらだと入眠できないので、ギリギリまで引っ張って、右下にする。へんな癖がついた
ものです。 それでも眠れない時は、あきらめて勉強を始める。翌日出勤しなくてもよい、シジイの特権。
眠くなったら寝ようと思うのですが、だいたい朝までそのまま。65歳を過ぎたら、若い人ほど睡眠時間を
取らなくても良いそうですよ。 昼間勉強をしていて、ときどき意識が飛ぶけれど・・・。
〇 救急車とバイク
夜中とか、明け方に目を覚ますと、大体救急車の「ピーポー ピーポー」か、バイクのエンジン音が気に
なって・・・。救急車のサイレンが、ここ何年か変わっている気がします。ワンオクターブ甲高くなったり
なんか『ギュイーン』という威圧的な音が混じったり。単にドップラー効果だけではないような。 最近は
隊員さんから「通行を優先してもらえない。」との声も出ているよう。 ちょっと考えた方が良いのでは。
ちょっとではなく、大いに考えてもらいたいのが、夜中にバイクで騒音をまき散らす人。 本人たちは、
「このエンジンの重低音がたまらない。」と言うことなのでしょうが、そうは思っていない人も沢山いるの
ですよ。しかも夜中の静けさの中。大学通りは2kmくらい直線なので、サーキット場気分で吹かしている
よう。空ぶかしにいたっては、いい加減にしろと言う感じです。 モノ申す人の多い国立市民が黙っている
とも思えませんが、ビビり富太郎は、せいぜい「こけろっ!」と「念」を送るのみ。他人は巻き込むなよ。
〇 雨の日にはね、
30年以上前、生産性本部でコンサルの勉強をしていた時に、マーケティングの講座で講師の慶応大学の
先生が、「本屋のポップ広告に『雨の日はね、』とだけ表示して、その続きがどうなっているか興味を持た
せて、客を引き付ける。 あなたなら引き付けた客に、どうやって商品を買わせますか?」という授業が
ありました。どんな回答が出たかは忘れましたが、梅雨時でちょうど雨が降っていたことは憶えています。
まだ、本屋さんは元気でした。 『想像力と数百円』という「新潮文庫の100冊」のキャッチコピーが
世に出ていた頃。作者の 糸井重里さん は、さすがです。一方(時期は定かではありませんが)角川文庫の
『目がつぶれるほど本が読みたい』のキャッチフレーズが、目の不自由な人に失礼だと批判を受けました。
もともとは、角川書店の創業者が、神田神保町の古書店で手に取った一冊に書かれていた言葉で、この言葉
に衝撃を受けて、1945年に出版業を始めたのだそうです。 ただ歳をとって、目が不自由になってみて
思うのは、「本を読みたくても、思うように読めないんだよなぁ。」というちょっと悲しい気持ち。
試験が終わったら、本を読むぞぉ! 読める範囲で・・・。 読みたい本は、色々あるんだ。
先日、夜中に強い雨が降り出して、目が覚めました。 救急車のサイレン音は、やっぱり聞こえました。
労多謝。 バイクのエンジン音は、聞こえませんでした。 夜中の雨の音って、優しいですね。
ウォーキングの途中で、交通事故現場に遭遇
してしまった 富太郎
(お休みの日の、第3公園横の「さくら通り」。
道の真ん中に軽自動車が止まっていて、脇に
座り込んだ女の人と、横になって動かない人。
ちょうど側まで救急車がサイレンを鳴らして接近
してきたところで、警察到着はまだ。野球のユニ
フォームを着たお兄さん方が、一生懸命、交通
整理をしていました。 事故はとても残念だけど、
こういう市井の人たちのいる日本は・・・いい。)
フォト/富太郎ご贔屓の、読売新聞夕刊のマンガ
『オフィスケン太』(6月15日 土曜日掲載分)
この時季、眠れない夜を迎えている人が多いようで。
「どうも、犬を飼うにも年齢制限があるらしい。」
と、猫派の奥が言っていました。
インターネットで調べたら、ある譲渡会の案内には
『譲渡対象、原則65歳以下』との規定が。
だんだんと、犬も長生きになっているのだそうです。
人生100年時代というけれど、出来ないことが
増えていくなぁ。 残念だなぁ。