富太郎の日常178 『日々のあれ、これ』
吉田兼好さんではないですが、徒然なるままに新聞、テレビ、インターネットを見て日暮らしている
富太郎です。( 勉強? やってます。 やってます (;^_^A))
〇 人生論
ドラマ「春になったら」の中で余命2か月の主人公が『人生ノート』を作成して、人生を振り返り「思い
どおりにならないものですね。」とのセリフに涙しつつ、学生時代に読んだ(と思われる)、三木清さんと
いう哲学者の『人生論ノート』という本を思い出しました。戦前の1938年(昭和13年)から41年(16年)
まで『文学界』という文芸雑誌に連載された文章で、23編からなります。その内容は1.死について2.幸福
について3.懐疑について4.習慣について5.虚栄について6.名誉心について7.怒について8.人間の条件につい
て9.孤独について10.嫉妬について11.成功について12.瞑想について13.噂について14.利己主義について
15.健康について16.秩序について17.感傷について18.仮説について19.偽善について20.娯楽について21.
希望について22.旅について23.個性について 80年くらい前に書かれたものですが「人の悩みって、昔も
今も変わらないのだなぁ。」と感じました。 また、この三木先生は、戦時中に治安維持法違反の知人を
支援した罪で投獄され、敗戦直後にダニによる感染症で獄死されました。 何日か前に、某国の反政府運動
指導者が獄死したというニュースがありましたが、憤りを感じつつ、少し(?)前の日本でも・・・。
〇 京都大学
日本最古の学生寄宿舎と言われる京都大学の『吉田寮(旧棟)』に関し、大学側が老朽化を理由に入居
している学生に明け渡しを求めた裁判で、京都地裁が「17人中14人の入居継続を認める」請求一部
棄却判決を出したとの報道がありました。 先の三木先生は京都大学の卒業(法政大学の教授だった)で、
1917年の入学とのことなので、1913年(大正2年)に建てられた吉田寮旧棟はすでにあったわけですね。
今年の直木賞受賞昨『八月の御所グラウンド』は京都が舞台で、作者の万城目学さんは京大の出身。
まだ読んでいませんが、もう一編の「十二月の都大路上下ル」も、全国高校女子駅伝が舞台とのことなので
近いうちにぜひ。 京都を舞台にした小説といえば、森見登美彦さんの「四畳半神話大系」の主人公は、
ずばり京大生ですし『下鴨幽水荘』という下宿も出てきます。富太郎は「夜は短し 歩けよ乙女」のほうが
好きかなあ。 森見さんも京大の出身。
思えば、『文学界』も文藝春秋社、『直木賞』も文藝春秋社、あの『文春砲』も文藝春秋社。 良い悪い
は別として『企業存続(going concern)』という言葉を思い出しました。 ポートフォリオなのかなぁ?
〇 いちばんかんじんなことは
「春になったら」で主人公の娘・瞳の婚約者(だった)かずくん が言います。『ぼくは瞳ちゃんに笑って
もらいたいだけなんだよね。』 エンディングで福山雅治の「ひとみ」が流れます。 ♪「ねえ ひとみ
綺麗な花束を作るその人は 手荒れすることも厭わなくて ・・・ 目に見えるものは ほら 見えない
ものでできている」 『いちばんかんじんなことは 目に見えないんだよ』と言ったのは、星の王子さま
ではなく、きつね です。 『今だけ、金だけ、自分だけ』とバブル崩壊以降の欧米型「成果主義」を
表現する文章を読みました。 また『余白のチカラ』という新聞記事では、無意味な装置を職人が競う
「くだらないものグランプリ」という大会があって、大会を運営する 大藪さん は「作業効率を求めるだけで
は、納期は守れても革新は起きない。必要なことに思いをはせることから、新しい技術や発想が生まれる。
無駄や切り捨てられる部分にヒントを得て、町工場の底力を見せつけたい。」と語っていました。
「くだらないことを考えるのも大変」なんだそうです。 『元気があれば 何でも できる』とは
限らないけれど、『元気がなければ 何にも できない』と思います。『さあ、行こうぜ 行こうぜぃ!』
10年ぶりくらいに、クラブを1本買った
富太郎
(ブリジストンのクラブは人生初ながら、
買った翌日から連日の雨で、練習場デビュー
未だできず。 持ってね~え!! )
フォト/夕刊のマンガ『オフィスケン太』
の、お気に入りの一話(スクラップ)。
2日後に、「人呼んで」が名字で、
「深淵のケルベロス」が名前と判明。
ケン太の「中二というより 小五くらい
だな」というセリフがオチ。
『古見さんは、コミュ症です。』にも、
中二病の「中々さん」というキャラが出てきて
京都に修学旅行に行ったときに新選組の羽織と
一緒に買った木刀に「ダークネス菊一文字」
という名前を付けていました。
中二病の気のある富太郎もマネをして、
新しいクラブに「魔法の4番UTながしま3」
と命名しようかと考えているところです。
『新しいクラブは、やってくれるに違いない!』
と、おやじゴルファーは考えるものなのですよ。
裏切られることも多いけど・・・(泣)。