富太郎の日常177『私の東京(?)百景14 西武園』
♪「東村山 庭先ゃ多摩湖 狭山茶どころ 情けに篤い・・・」 ご存じ 志村けんの東村山音頭です。
東村山は東京。多摩湖も東京。狭山は埼玉だけど、その昔、東村山は「狭山茶」が特産品だったそうです。
「狭山公園」は都立だし。 先日、出川の「充電旅」のゴールが『西武園ゆうえんち』だったのを見て、
東村山音頭を思い出しました。西武園は埼玉(所沢市)ですが、都県境にあって駐車場の一部は、東村山市
なんだそうです。
〇 西武園ゆうえんち
山下達郎さんが、FM東京の番組で「さよなら夏の日」という曲は、高校時代デートで行った豊島園での
思い出を歌にした曲だと語っていましたが、同じ西武沿線でも「都会っ子は豊島園なんだ。」と、遠足が
西武園だった 多摩っ子 富太郎は思ったわけです。 遠足なので、乗り物なんかには乗れず、当時あった
『ユネスコ村』いう世界各国の建物がミニチュアで再現されていて、オランダの風車がドーンと大きかった
印象の木の繁った一帯を、担任の先生を先頭に(隣には具合の悪くなった塙さん)ゾロゾロ歩いた記憶。
今で言えば、日光のそばにある「東武なんとかスクウェア」的なものだったのでしょうが、あそこまで
商業的なイメージはありませんでした。 そしてお弁当は、コンクリの階段がぐるりとある場所だったの
ですが、今にして思えば 開催していない日の「西武園競輪」場だったのかもしれません。『ユネスコ村』
は30年以上前に無くなっていますが、現在の西武園ゆうえんちのテーマは「昭和の熱気で心を満たそう」
だそうです。 昭和回帰? 対する豊島園は「ハリーポッター」かぁ・・・。
〇 西武ライオンズ
今は「西武ドーム」球場ですが、まだ屋根のなかった1987年の日本シリーズ、西武対巨人の第6戦。
9回表の西武の守備で、ファーストの清原が泣いていました。そのまま西武が勝って日本一になるのですが
最近「なぜ泣いたのか」を清原が語ったところによれば、「指名されると思っていた巨人に指名されず、
代わりに桑田を指名した巨人のテーブルで、王監督が笑っていた。 9回の守備で、バッターの向こうに
王監督の姿が見えた時、その時のことが思い出されて、涙が止まらなかった。」のだそう。 ドラフトで
思い通りの指名ができて、思わず出てしまった笑顔が、こんなにも誰かの心を傷つけていたとは・・・。
ちなみにこの年で「後楽園球場」は閉場されます。 1974年に長嶋さんが通算444号のホームランを打っ
た後楽園の引退試合の日、同じ日に引退しながら試合に出なかったのが、日本一になって清原が泣いた時の
西武の森監督(永年、巨人の正捕手でV9戦士)。 いろいろと、思うところはあった事でしょう。
〇西武国分寺線・多摩湖線
どちらも、国分寺が始発で、終点で支線に乗り換えると「西武園」「西武園遊園地」という別の駅ながら
目的地は一緒の駅にたどり着く。 両線とも全長10㎞に満たず、途中で交差するが、そこに乗り換え駅は
ない。 子供の頃から不思議に思っていたのですが、どうやら元は別の会社が経営していて、戦争の関係で
ひとつの会社に統合されて、西武一本になったらしいです。 国分寺線は西武鉄道の路線中で一番古く、
元は甲武鉄道(今のJR中央線)の子会社『川越鉄道』が経営。 一方の多摩湖線は、国立の街を開発した
「箱根土地」の子会社『多摩湖鉄道』が経営。 やはり、近い所を走っている西武新宿線の前身「村山線」
の経営は『川越鉄道』で、西武池袋線の前身「武蔵野鉄道」は「多摩湖鉄道」が合併したと、似た経緯が。
案の定と言うか、10年くらい前に、西武の筆頭株主の外資系の会社が、赤字路線の国分寺線・多摩湖線
(あと、山口線、多摩川線、秩父線)の廃線を求めたのに対し、西武は拒否。地元自治体からも反対を受け
外資は西武株をすべて売却撤退したとの経緯がありました。 利潤追求という視線からすれば、納得がいか
ないだろうけれど、地縁的には廃線はちょっと無理筋。 東京でありながら、ローカルな香りが・・・。
久しぶりに、スクール時代の皆さんに誘ってもらい
「西武園ゴルフ場」で打ちまくってきた 富太郎
(スコアはまったく進歩しませんが、鉄則を実感。
『ナイッショ 富太。 顔を上げなきゃ いい男!』
意味「ヘッドアップしなければ いい球が打てるよ」
『じじいのゴルフ』の完成は近い(かもしれない)。)
フォト/奥からもらったバレンタイン・チョコの1つ
「自分も食べたい」と、毎年沢山くれるのですが、
とうとう、今年は8個・・・(;^_^A。
富太郎のイチ押しは、ここに写っている
『シルスマリア』の生チョコ。
元々は、平塚(神奈川県)にあるオーナー・パティシエ
の洋菓子屋さんの商品で、「生チョコ発祥の店」だとか。
今は経営者が代わって、本店は横浜に移転し、
製造は外部委託というのがちょっと残念な気もしますが、
美味しいんだな、これが。