富太郎の日常176 『オー・マイ・ガアッ!』
立春を過ぎたのに、とっても寒いです。 何も羽織らずに、新聞を取りに出た途端「OH MY GOD!」。
子供の頃ポパイを見ていると、頻繁にポパイが『ワーオ、なんてこったい。』と言っていましたが、元の
セリフは「OH MY GOD!」だったのではと思われます。 それにしても、最近こう言いたくなることが
多いです。 『なんてこったい!』
〇 このタイミングで?
いつ何時も、天災は起きてほしくないですが「なにも元旦に」。被災された皆さまの一日も早い平穏な
日常の回復を祈るばかりです。
今年の箱根駅伝は、各校大会前にインフルエンザや風邪に罹り、大変だったようですが、直前に風邪に
集団で罹った中大は、体調を戻せずシード権を失いました。体調管理は自己責任と言われればそれまでです
が、「なにも一週間前でなくても」。 その後、監督の留任が決まり、ハーフで1年生が大学記録に迫る
タイムをたたき出す等、雪解けは近い。 と信じます。
サッカーのアジアカップで準々決勝敗退。 試合の直前に代表選手が告訴されたとの週刊誌報道も影響?
選手側も、告訴返しをして、どちらの主張が正しいのかはまだわかりませんが、「報道の自由」は法で
認められているとはいえ、大きな大会、しかも決勝トーナメントに入ったタイミングでねえ。 たまたまだ
とは思いますが、「売らんかな」の悪意であれば、ちょっと・・・。 山口瞳さんがエッセイを32年間
連載していたり、谷内六郎さんの哀愁のある表紙だったり、「週刊新潮は、今日発売されます。」という
CMだったり。が、富太郎のイメージだったのですが(30年以上前のまま?)。 何か、不愉快。
〇 Gosh
「oh my God!」というのは、キリスト教の信仰心の深い人を不愉快にする「要注意表現」なのだ
そうです。 キリスト教の十戒に『神の名をみだりに唱えない』というのが、あるからだとか。人前では、
「oh my Gosh!」と言うように教えられるらしいです。 「Gosh」という単語を知らなかったの
で、調べたら『おや!、えっ!、Godの遠回しな言い方』と出ていました。 『なんてこったい!』
〇 ♪「・・・わたしの神様ありがとう」
薬師丸ひろ子さんの『冬のバラ』という曲(作詞 松本隆 作曲 呉田軽穂[ユーミン])の歌詞です。
神様は人に試練を与える一方、チャンスや生きる喜びも。たぶん。 この曲も、別れの歌なんですけどね。
サッカーでゴールを決めた時とか、ホームランを打って生還したときなどに、十字を切って、何て言って
いるのかと思ったら、どうも『父と子と聖霊の御名(みな)によって』と感謝を表しているようです。
仏教でも、両手を合わせての「合掌」は、成仏を願う場合だけではなく、感謝の気持ちであったり、相手
への敬意であったり。 対神様だけでなく、周りの人に「感謝の気持ち」で接することができれば、日々
心穏やかに暮らせるのではないかと・・・。 「なんてこったい!」な事が多いのも事実ですが。
〇 浅田次郎さん
何の関係があるのか? 実は浅田さんに、ラスベガスを舞台にした『オー・マイ・ガアッ!』という小説
があって(集英社文庫)、その表現を今回使わせていただきました。そのお礼に浅田さんの『見果てぬ花』
というエッセイの新刊が、小学館文庫から発売になったことを、お知らせしておきます。 JALの機内誌
「スカイワード」に連載されている文章のようですよ(富太郎は「ANA派」だけど)。
JALといえば、CA出身の女性初の社長さんが誕生すると、少し前の新聞に出ていました。 堀ちえみ
さん主演の「スチュワーデス物語」が思い出されますが、「スチュワーデス」という表現ではなく、今は
「キャビンアテンダント(客室乗務員)」さん。男性の「スチュワード」さんという表現も、使わないので
しょう。 そう言えば「女優さん」という表現を使わずに、男性も女性も「俳優さん」と言うようになった
のは、何時頃からでしょうか。 つい最近のような気もするのですが・・・。 「女優さん」と言われて
嫌な気持ちになる人が、いるということなのでしょうね。 ハラスメントは、受けた人の主観の問題らしい
ので。 「なんも、言えねぇ!」北島康介(さんは、関係ない)。
今年も寒さに負けて、ウォーキングを
さぼりがちな 富太郎
(「歩かざる者 飲むべからず」の鉄則が守れず、
体重が徐々に・・・。『なんてこったい!」 )
フォト/上 雪の降った翌日の、大学通りの
歯医者さんの前の、雪だるま
SNOWMANは、SNOWPERSON じゃなくて
いいのかぁ?
フォト/下 「冬のバラ」の収録されているカセット
『セ・ン・テ・ン・ス』東芝EМI 1988年8月発売
Side-2 6曲のうちの5曲目
4曲目が、中島みゆきさんの「時代」のカバーで、
6曲目が「探偵物語(作詞 松本隆 作曲 大瀧詠一)」
他の曲も、作詞に伊集院静、作曲に筒美京平、玉置浩二、
来生たかお 等々、錚々たる顔ぶれで、角川事務所の
力の入れ具合がよぉくわかります。
蛇 足
山口瞳さんが週刊誌に連載していたエッセイの
タイトルは『男性自身』でした。 今なら一言
モノ申す人がいそう。
今も『女性自身』という週刊誌がありますが、
特にモノ申している人はいなさそう。 本当?
『赤頭巾ちゃん気をつけて』の主人公 薫くん が、
1969年当時すでに「女性自身て、どんな意味だろう」
って独白する場面があった気がします。
ファッション誌『JJ』って、『女性 自身』の
頭文字らしいですよ。
まあ、完全に「蛇足」なのですが。