富太郎の日常170 『 4つのお願い 』

 毎年この時季、年の瀬になると『来年の目標』を大上段に構えて考えて、かつては年賀状にも書いたり

していたのですが、鼻息荒くスタートはしてみるものの、思えば、ほとんど達成できたためしがない。

 何故か? 「努力が足りない!」と言われてしまえばそれまでなのですが、果たしてそれだけなのか?

小学生の時『計画実行』という書初めを書いた記憶がありますが、そもそも、その計画は正しかったのか?

本当に、計画通りに実行できていたのか?計画を立てて満足していなかったか?自信がないのであります。

 そこで来年に向けて『目標』ではなく、自分への『お願い』とトーンを下げれば、気持ちが楽になって

ちったぁ「良い結果」が出るのではないかと思った次第であります。プレッシャーにも弱いもので・・・。

 ① 肩の力を抜いてみる

 ごく最近まで、国際大会などで、日本選手がプレッシャーで力を発揮できないというのがお約束のように

なっていましたが、『最近の若者』は実に実に のびのび と結果を出しています。 昔は「歯を見せるな!」

だったのが「楽しめ!」ですから。 時代は変わりました。 昭和の時代、芥川賞を受賞した庄司薫さん

は『赤頭巾ちゃん気をつけて』の薫くんシリーズ第2弾『さよなら快傑黒頭巾』の中で、自信喪失状態の

薫くんが「プロ野球の解説者なら『肩に力が入っちゃぁ、長嶋でも打てません。』と言うところ。問題は、

どうやって肩の力を抜くかだ。」と自問させます。いわんや、富太郎をや。凡人なのだから『あるべき姿』

などと自分を追い詰めても、結果が良いはずがない。 その時の実力が発揮できれば、良しとしましょう。

 ② 急がば、回る

 「計画したらやる」「計画以上にやる」。確かにそこに満足感がありました。そのため過度に効率重視。

じゃあ本当に中身は伴っていたのか? 「何回やる」「何ページまでやる」で、『理解』をおざなりにして

いなかったか?苦手なところを逃げていたような。 講師の「要件、手続きを条文と照らし合わせながら、

丁寧に確認してください。」等のアドバイスに従わないどころか、問題文すらちゃんと読んでいなかった

疑惑も。 曖昧なところは立ち止まって調べてから次に進む。 条文をしっかり読む。 見直し、検算を

しっかりやる(子供の頃から再三痛い目に)。間違えた問題は、時間を空けずに復習する。時間が足らなく

なったら ♪「・・・時には雨も降って 涙も溢れるけど 思い通りにならない日は 明日 頑張ろう

・・・それが一番大切なんだ さあ 心のままに 365日 」 おっと、来年は閏年だから366日だ!

 ③ ファジー(Fuzzy)に

 「曖昧に」ではなく、「柔軟に」です。 苦手な『臨機応変』にです。 「守って 速攻!」一辺倒では

なく、『巧遅』も使ってみようかと。 それでどう変わるかはわかりませんが♪「・・・時の流れに身を 

まかせ・・・」です。易きに流れるつもりはありません。 自分の出来ることを精一杯やる。 楽しめ!!

 ④ 「世のお役に立つ」という気持ちは、忘れずに

 だんだんと「能動的に」世のため人のためできることが限られてきて、『他人様に迷惑をかけないこと』

が世間のためになるという意識が生まれてきました。 それでも、自分のできる範囲で(例えば、「挨拶は

元気よく」とか、「貯めたささやかなポイントをご寄付してみる」とか)、お役に立てることを見つけて、

いければいいなと。 健康でいることも、家族に負担をかけず、健保の医療費負担を減らすので、引き続き

歩く、ストレッチ、予防注射は続けていこうと思います。 ゴルフの練習場通いも。まったく上手くいかず

ストレスを増やしているような気もしますが、まあ、健康のため、精神力強化のためだと思えば・・・。

 ここまで書いてみて、何だか「肩に力が入りまくり」のような気がしてきました。 と、年が明ける前に

すでに反省。 『禁反言』という法律用語がありますが、より良い方向へなら、前言撤回躊躇せず。です。

 1年間、ありがとうございました。 みなさま、よいお年を。


 ♪「福よこいこい 福よこい・・・」のCМ(世界遺産 

 日光山 輪王寺)が始まったのを見て、鼻歌が止まらない

 富太郎  もう、幾つ寝ると お正月 (箱根駅伝)

 (昭和の頃は、♪「お正月を 写そう」とか「おせちも

 いいけど カレーもね!」とか、この季節、テレビが

 賑やかでした。『蘭ちゃ~ん!!!』紅白頑張れ。)


 フォト/箱根駅伝パッケージの缶ビール

 (正面ではないのは、中大の赤い襷を写たかったから)

 「ビールは苦手だ」とか「エビスかモルツなら

 飲んでやってもいい」とか勝手なことを言いながら、

 年末年始は♪「結局飲んでる黒ラベル サッポロ~!」



 今年最後の、「蛇足」です。

 今月に入り、法務省から

 【重要】司法書士試験筆記試験記述式問題の配点の変更

 について との発表がありました。

 試験時間はそのままで、記述を「2問で70点満点」から

 「2問で140点満点」に変更します。 とのことです。

 予備校の解説動画によると、

 ①記述式の採点で、より細かく点数がつけられるように

  なる。

  ・得点差がつけやすくなる(実力の反映・微調整) 

  ・部分点がもらいやすくなる

  ・ディテール部分(添付書類等)の重要性が増す

 ②筆記試験全体において記述式対策の重要度が増す

  ・総合得点勝負において、記述式の上乗せ点確保の

   重要性が増す(択一だけでは逃げ切れない)


 今年、択一で稼ぎ、総合点では合格点を上回りながら、

 記述で足切りにあった 富太郎 にとって、有利なのか、

 不利になるのか微妙なところですが、「大問バッサリ」

 で大量失点したと(勝手に)思っている自分としては、

 『これは、私のための変更だ!』とポジティブに

 捉えておくことにします。 『前向き.富』

 来年も、挑戦は続く~!



2023年12月29日