富太郎の日常168 『 師 走 』
♪「・・・暦は もう少しで 今年も終わりですねぇ・・・」 まぁ、1年の早いこと。 カレンダーが
残り1枚になると、毎日が「ホリデー」の富太郎でも、何か気がせきます。 先生や僧侶の方が気ぜわしく
走り回るから「師走」。 ♪「・・・暦のうえではDECEMBER・・・」というのも、ありました。
〇 「師」
これまでの人生、非常にたくさんの方にお世話になってきたのですが、学生時代の恩師の中でも、特に、
印象深い先生は、50年近く年賀状をいただいた高校の担任だったスズキ先生。某直木賞作家のエッセイ
にも、影響の大きかった恩師と書かれていました。 大学教養ゼミのタケチ先生。勝負事に師弟は関係なし
と容赦がなかった半面、社会人になってからも「同級生のT君(富太郎のような下っ端では、おいそれとは
会えないような会社の偉い方)が、富太郎君が社内論文で入選したことを知っていました。」と年賀状に。
情に篤い先生でした。 大学専門ゼミのタカハシ先生。卒業後ずっとご無沙汰していたですが、15年くら
い経って、普段は見ない新聞の「お悔み欄」に、先生の名前を偶然見つけました。 ご仏前にと、先生の
好きだった仏ワインを送ったところ、奥様から丁寧なお礼状と、先生の「遺稿集」を頂戴しました。 なん
だか先生から「元気でやっているか?」と声をかけらたような、不思議な気分になったのを覚えています。
ちなみに、先生の専門は「政治思想(史)」と「仏語」でした。
話しが飛んで、恐縮です。 お医者さんは医師。「師」を使います。看護師さん、薬剤師さん、美容師
さんに、理容師さん。これらの職業の方も「師」を使います。元々は「教えを説くもの」という意味の字の
ようです。 弁護士先生や、富太郎も資格を持っている社会保険労務士や、中小企業診断士、試験に落ち
続けている司法書士は、「士」の字を使います。 こちらの字は元々は「一人前の成人男性」を意味し、
そこから「優れた男」→「他者より秀でた能力で何らかの業務を遂行している者」を意味するようになった
そうです。 なんか、それなら「医士」でも「看護士」でもよさそうな気もしますが・・・。 一部には、
衛生関係の仕事に関して「師」を使うという説もあるようですが、栄養士さんとか、介護福祉士さんとか
「師」グループに近いのでは思われる職業でも、「士」と表記されるものもある訳で。使い分け不明。
まあ、年末の気忙しい時に、悩むことでもないでしょう。 大変、失礼しました。
〇 「走」
ウォーキング中に、いろいろな「おじさんランンナー」とすれ違うことは、時々書かせていただいて
いますが、その中の一人に、特に印象深い方が。 富太郎よりは小柄ながら、お腹の出具合はいい勝負で、
白のランニングシャツ(明らかに陸上用ではない)に、ひざ丈の短パン(運動用ではない)姿。
言わば、裸の大将・山下清さんが、炎天下を苦しそうに走っているイメージ。「大丈夫か、このおじさん」
と思って見ていたのですが、来る日も来る日も、苦しそうに走っている。 そのうちに、ランニング仲間が
出来たようで、集団走をするように。 格好も、他のランナーのような本格的なものではありませんが、T
シャツ、陸上用7分パンツ。ランニングフォームはスマートになり、スピードも上がってきました。
そして、今では、見違えるほど細っそりとして、走る姿は長距離ランナーそのもの。 ある年、元旦から走
始め、3日目に途中でヒザが痛くなって歩いて帰ってきた「三日坊主」富太郎にはできなかった、まさに
『継続の力』、これぞ『継走』。いえ「継走」はリレー競走の意味。来年の箱根は『百回目の継走』です。
そして、12月24日は、都大路の「高校駅伝」。 富太郎の楽しみは、先日発表のあった来春推薦入学
予定ランナー達の活躍。 従って、どこの学校推しというのはありません。 それにしても高校生5000
mランキングの上位者に、なんと外国人留学生の多いことか。 彼ら彼女らが、高校卒業後もしっかりと
陸上を続けられる環境だといいなぁ、と思う次第であります。 三日坊主の私が言うのも何ですが。
〇 「12」
カレンダーとともに、1年間楽しんできた大河「どうする家康」も、残すところあと1回となってしまい
ました。 お話の中で、しばしば木彫りの「うさぎ」が登場していましたが、卯年とともにサヨナラです。
そして来年は、家康さんから紫式部さん(光る君へ)へ。「鎧」から「十二単」と言うところでしょうか。
十二支は、「卯」から「辰」へ。 中田翔の移籍したドラゴンズも気になるところですが、寅年から1年
遅れだった「アレ」。来年は「アレからアベへ」と新監督自ら言っていますので、大いに期待しましょう。
1週間の禁酒で、2kg痩せた 富太郎
(でも、ポッコリお腹は凹まず、かえって
目立ってしまった。 嗚呼、無情!!)
フォト/今年も買った『箱根駅伝 完全ガイド』
各選手の出身高校はもちろんのこと、出身中学まで
チェックしています。
それにしても、駒沢は強い。
判官びいきの血が騒ぐぜぃ!!
(残念ながら、富太郎応援の、大舘出身の佐藤君、
国分寺出身の鈴木君はメンバー漏れ。
来年のメンバー入りに向け、引き続き頑張れ!!)
〇 更に
野球部の推薦入学予定者に、甲子園でも活躍した
中大OB元巨人の堀田選手の息子さん(北海高校)や、
ドラフト候補とも言われた、東恩納投手(沖縄尚学)、
ロッテ佐々木朗希投手の弟さん(大船渡) 等々
の名前あり。
来年も、追っかけチェック、応援に忙しくなりそう
です。