富太郎の日常165 『 好き、嫌い 』

 子供の頃ピーマンが苦くて食べられなかったのに、今はチンジャオロース、ピーマンの肉詰めが大好物の

富太郎です。 思えば、実家の食事にはピーマン料理が出なかったので、「親のピーマン嫌いが子に報い」

で食わず嫌いだったのかもしれません。 ただ、今でもトマトジュースは飲めないのですが・・・。

 中学生になったころ、歌手の日吉ミミさんは歌っていました。♪「・・・世の中 かわって いるんだよ

人の心も かわるのさ 」 人の、少なくとも富太郎の「好き嫌い」は、時とともに変化しています。

 〇 三英傑(信長・秀吉・家康)

 やはり子供の頃、初めて読んだ偉人伝が「豊臣秀吉」だったので、ずっと 秀吉 贔屓でした。テレビでも

「太閤記」が良く取り上げられていましたし、出世物語が中心で、晩年の「やりたい放題」の部分まで

取りあげられなかったせいかもしれません。 おかか「ねねさん」も、出来た、好ましい人ですし。

 それが「どうする家康」で、視点が徳川方になると、途端に 徳川 贔屓に。「真田丸」であんなに憎かった

家康に肩入れするとは。かつ、真田幸村が粗野で世間の敵的な表現に。 従来、滅茶苦茶嫌な奴との認識

だった今川義元が立派な人? かつて寺尾聡が 人質家康 を演じていた時には、蹴鞠の球を池の中に取りに

行かされていたというのに。(余談ですが、はじめて一人暮らしを始めたときに、山岡荘八の「徳川家康・

全28巻」を読破しようと思ったのですが、1巻目で挫折しました。今にして思えば、残念!)

 若いころ「尾張の大うつけ」と言われた織田信長の「うつけ」ぶりも、岡田君の信長がこれまでで一番の

強烈さでした。 出始めの頃に買った「信長の野望」のソフトも我が家のどこかにあるはず・・・。

 〇 うちの弁護士は 手がかかる

 フジが金曜9時にドラマを放送するのは、54年ぶりだとか。まだ小学生の頃だよ。 で、主演は「どう

する家康」で秀吉だった ムロツヨシ (以下、敬称略)。 秀吉の「ずるがしこさ」は上手かったけど、 

「人たらし」感がちょっと足らなかったかな。本来、この役者さんの持ち味だと思うのだけれど。これも、

テレビでのイメージに引きずられているのでしょうか。 実は、あまり好きではなかったのですよ。「嵐に

しやがれ」に、MJ(松潤)のライバル(?)として頻繁に顔を出していたけれど、(痛い)必死さが

鼻について。それが、テレビで頻繁に目にするようになって、クサさが消えた。 同じことが出川哲郎にも

言えます。相変わらずクサく演じていますが、慣れたというか、人柄が解かっちゃったと言うか。充電旅は

毎回楽しみに見ています。

 こののドラマのヒロイン役の 平手友梨奈嬢 にいたっては、180度評価が逆転。欅坂46でセンターを

やっていた頃は、無表情でグループ全体も「いじめ」みたいな印象があって『なんだ、こいつ!』くらい

嫌っていたですが、今回の役処はそんなイメージを逆手にとって、魅力を引き立てているような。 制作 

スタッフ流石です。「何を今更(怒)!」とお怒りの方も多数でしょうが、『人懐っこくて、よく笑う

女の子』との俳優仲間の評価は、ちょっと信じられなかったなぁ。ましてや『ウンチョコチョコチョコピー

!』なんてお笑い芸人の芸までしていたとは。 坂道グループ関係では、山下美月さん。「映像研に手を

出すな!」を見て、初めて認知したのですが(すみません)、「舞いあがれ!」では主人公の親友の久留実

ちゃん。「下剋上球児」では、メガネの球児のお姉さん。いずれも少し幸薄いけど頑張り屋さんの女性を

上手に演じています。 『逆張りオタク』やんと批判されそうですが、単なる周回遅れのミーハーです。

 〇 ブギウギ・関西弁

 以前、就職が内定した時に人事のお偉いさんに『富太郎君、関西はどうかね?』と問われたときに、「関

西弁が苦手で・・・。」とやんわりと拒否させていただいたことは書きましたが、苦手なだけで、決して

嫌いではありません。朝の連ドラ「ブギウギ」は毎日楽しく拝見しています。 「舞いあがれ!」も舞台は

東大阪で、関西弁でした。あのテンポとか間は、関西弁でなければ出ないでしょう。 さんまが司会の番組

も、関西弁でなければ、あそこまで盛り上がらないのではないでしょうか(「騒がしすぎて見たくない。」

と奥は言っていますが。) ただ、インターネツトの書き込みに「やん」とか「やな」とか「やろ」とかが

妙に多いことに違和感を感じているのは確かではあります。 って、これも前に書いたか。 失礼。

 富太郎が大学生の頃、TBSの「ムー一族」というドラマの劇中歌で、日吉ミミさんが歌っていました。

♪「・・・世の中 よまいごと 上から読んでも 下から読んでも ヨノナカバカナノヨ」 (1979年

作詞 阿久悠 作曲 中島みゆき 『世迷い言』) この歌が今回のテーマと何か関係があるのか?

 いえ、単に思い出しただけです。 でも『世迷い言』って、どういう意味だろう? *


 今年もインフルエンザの予防注射をちゃんと打った

 富太郎  (「高齢者 肺炎球菌定期予防接種」

「5回目のコロナ予防接種」に続いて、今年3回目の

 注射。歳を重ねて慣れてはきたものの『注射嫌い』

 は、ぶれなく、まったく変わりません。)


 フォト/中央線快速電車に「グリーン車」が導入

 されるのを予定しての『試運転』の車両。

 (国立駅で、奥が撮影。)

 サラリーマン時代、朝の超満員の中央線に乗るのが

 嫌で、1時間くらい早く家を出て、出勤先近くの

 ドトールで勉強していたのですが、もしグリーン車が

 あったらどうしていたかなぁと思います。片道780円。

 最近、新幹線のグリーン車でも度々トラブルがある

 ようだし。 やっぱり早起きのままだろうなあ。



 * 『世迷い言』とは、我が家の「広辞苑」によると

  『ひとりごとに、不平・愚痴を言うこと。

   わけのわからぬ繰言。』

  注.繰言~愚痴をいうこと。同じことを繰り返して

   くどくど言うこと。


  自分のことかと、少し反省。


 『昨今、巷には人を否定するような言動があふれている

  が、自分を、他人を肯定することがどんなにすてきか』

  と誰かが新聞に書いていたけど、全くそのとおりだと

  思います。



2023年11月24日