富太郎の日常160 『 紙一重 』
いやぁ、日本サッカーが強い。「決定力不足」は今やむかし。 対戦相手の決定力不足が目に付くくらい
決めまくりです。 『ワールドカップ・カタール大会』から、もうすぐ1年ですか。 そこから更なる進化
の凄まじいこと。 あのスペイン戦の「三苫の1ミリ」ねえ。 で、今回は『紙一重』についてです。
〇 ラスト、ワンプレイ
日本がアジア予選で負けて、ワールドカップに出られなかった時代。 その最後が1993年10月の『ドー
ハの悲劇』と言われる対イラク戦。2対1で勝っていて、このまま終われば「日本ワールドカップ初出場」
という状況で、ロスタイム残り数秒で、右コーナーキックから同点に追いつかれて、試合終了。 ラモスは
ピッチに座り込み、ゴン中山はベンチで「も~!」と絶唱している画像を何回見たことか。 同点にされた
ことで、韓国に勝ち点で並ばれ、得失点差で3位に後退して、本大会に進むことができませんでした。
そして、因果はめぐります。「ドーハ」は「カタールの首都」。 彼の地で、日本の快進撃が・・・。
これがラグビーのワールドカップだと逆の展開に。 前々回の2015年9月、会場は英ブライトン。日本は
世界屈指の南アフリカを相手に、「世界最大の番狂わせ」と言われる逆転勝利をおさめます。 後半ロス
タイム、相手の反則で得たペナルティーの場面で、同点のキックではなく、トライを狙いに行き、しっかり
5点を奪って34対32で逆転勝利。 ただ、思うに本当にすごかったのは試合終了間際まで、ワントライ
取れば逆転できるところまで得点を重ねていたところ。五郎丸選手のキックが冴えわたりました。『五郎丸
しか知らないけれど ただ涙』当時、新聞に載った時事川柳。リーチとか稲垣とか有名選手も増えました。
でも、この時は「決勝トーナメント」には進めなかったのですが、次の前回大会で決勝トーナメント進出。
そして、日本が負けたのが、彼の南アフリカでした。 今回は残念ながら日本は決勝トーナメントに進む
ことはできませんでしたが、日本が予選プールで勝てなかった「イングランド」と「アルゼンチン」が
準決勝まで勝ち残っているのって、なんか嬉しい。 そして、南アフリカも・・・。
〇 3秒、5秒、12秒
先週末、箱根駅伝の予選会が、隣町の立川で行われました。次回大会が100回の記念大会なので、予選
通過は、例年の10校から3校増えて13校。 で、出場を決めた山梨学院と14位だった東京国際との
差が、20キロ以上10人が走った合計タイムで、わずか3秒。解説の渡辺康之さんによれば、1人当たり
胸の差だそうです。しかも東京国際の留学生(学生NO1の呼び声が高い)が、レ-ス途中で転倒していて
それだけでもタイムロスは、3秒じゃ効かないはず。しかも、12位の駿河台大とも10秒差、11位の
東農大でさえ45秒差で、1人あたりだと5秒もないほど。まあ山梨学院の選手1人ひとりが、胸の差1つ
分ずつ頑張ったのを称えるべきだとは思いますが。 それにしても・・・、転ばなければ。
100回大会でもう一つ違ったのが、今回だけ関東以外の大学も予選会に参加できたこと。参加した一校、
三重の皇学館大学の寺田監督は国学院の一年生の時、10区でシード権をかけて4校(日体、青学、城西)で
ゴール近くまで競り合っている時に、中継車がコースを外れたのについて行ってしまい、一瞬置いていかれ
たのをひとり抜き返して、10位で国学院に初のシード権をもたらしました。倒れ込んで抱えらる選手も
多い中「あぶねぇ~!」と言って笑顔なのを見て、『こりゃあ、大物だ!』と思ったものでした。
予選会の翌日の日曜日には、パリ五輪のマラソン選手選考レース(MGC)がありました。 2位までが
自動的に選出されるところ、3位になった大迫選手と2位の赤崎選手との差が、わずか5秒。ただ、3位の
選手は、今後の対象レースでかなりハイレベルな設定記録を下回る選手がいなければ、出場が決まるので
かなり代表に近くなったと言えるのでしょうが、4位の川内選手(大逃げして、レースを盛り上げた)は、
2位とわずか12秒差なのに、パリは厳しいというのが、なんともやるせない。 って、富太郎だけ?
〇 5点
恥ずかしながら、合格発表を見て不合格を確認したときに、記述式の足切り点の下回りは、1、2点だと
思っていました。『ビデオ判定を要求しちゃおうかな』なんて心の中で減らず口を叩いていたら、成績通知
が届いてびっくり。なんと記述式の不足点は5点。 記述採点の2,442人中1,546番じゃあ、切られるわ。
しかも、試験直後の予備校の模範解答を基にした自己採点では、不動産登記25点、商業登記10点くら
いかなぁ、なんて甘く見ていたら、なんと不登12点、商登13.5点と、不登で撃沈。 シンビンもの。
突き詰めれば、前の年に択一で1点足らず足切りにあったので、択一の勉強に軸足を置きすぎて、記述の
練習問題への取り組みが(前の年までと比べて)明らかに不足していたかも。 結果論ですが。
一昨年は、択一も記述も基準点はクリアしたけど、総合点で4点及ばず、不合格だったし。 古くは、
社労士の勉強をしていた時も、総合点では合格点を大きく上回っていたのに、健康保険法の選択式問題で
基準点が5問中1問だったのに、正解0問であえなくもう1年に(おかげさまで、翌年受かりましたが)。
原 前監督ではありませんが、『何かが、足りない!!』 「盛り上がり」ではないよなぁ。。
結果通知が届いても、一向にやる気スイッチが
入らない 富太郎
(「あきらめる」にしろ、「何となく、自己満足」
にしろ、『止まったら倒れる』自転車操業の
ような モチベーション なのだけれど・・・)
フォト/届いた『成績通知書』
清少納言さんに「見苦しき 我褒め」と
どやされるかもしれないけれど、
午後の択一は、13,372人中 90番、
総合得点は(記述式採点者)2,442人中 514番
筆記試験合格点 211.0点を 6.5点上回って
いたので、自分の中では、「もう一度やっても
こんな点取れないだろう」という『やりきったぁ!』
感が。 でも、「合格」出来ていないわけで・・・。
さて、『どうする富太郎』 関が原も近いのでは?