富太郎の日常157 『 レトロ 』

 「昭和レトロ」が、流行りのようです。 先日、近所のスーパーが新聞折込チラシに『昔懐かしのレトロ

フェア』と銘打って「昔ながらのロングセラー」との商品が掲載されていました。 新商品には付いて行け

なくても「これなら知っているぜいっ!」ということで、チラシ商品のいくつかについて取りあげます。

 なお、( )内は、昭和の発売年です。

 〇 森永製菓

 ・ミルクキャラメル(大正2) 昭和どころでない。なんと発売は大正時代。 「窓際のトットちゃん」

の中に、電車通学のトットちゃんが、(戦争の物資不足のため)商品が入っていないキャラメルの自販機に

もしかしたら、奥の方に一個引っかかっているのではないかと、通るたびにお金を入れてみるのだけれど、

やっぱり商品は出てこない、いう場面が妙に印象に残っています。 そこはかとない悲しみが。 

 自販機と言えば、子供の頃「上野動物園」に連れて行ってもらうのに利用していたのが『京成動物園駅/

たぶん平成時代に廃駅。』地下駅で、通路に大きなガムの自動販売機があって、気にはなっていたのですが

「大人のための物」という感じで、一度も買ってもらったことはありませんでした。

 森永では「マリー」というビスケットも大正12年の発売。 あとチラシに出ていたのは♪「あの子

どこの子 カッコいいじゃないか エンゼルパイを持っている・・・」のエンゼルパイ(36)。 ♪「

クェ クェ クェ チョコボール」のチョコボール(42)。 CMに出ていた とんねるず って昭和の頃から

なんですね。 金のエンゼルが出ると「おもちゃの缶詰」がもらえたのだけれど、たま~に銀が出るのみ。

 〇 グリコ

 ・ポッキーチョコレート(41) 「ポッキー オンザロック」とか言って、大人はウイスキーなどを

ポッキーでかき回していたけれど、こどもはチョコ部分を全部舐めて「プリッツ」って言っていたような。

 ・プッチンプリン(47) グリコの調査によると、実際にプッチンして、皿にだして食べる人は、10

人に1人しかいないそう。 皿にあけないと、カラメルが底に。 残念! コンビニを利用する若い男性を

ターゲットに発売の「Bigプッチンプリン」が人気回復に貢献したようですが、登場は平成に入って。

 ・カフェオーレ(54) ♪「・・・白黒つけないカフェオーレ」ってCMは最近かな。

 なお、チラシでは ポッキー だけ「江崎グリコ」ってなっていて、他の商品は単に「グリコ」との表記。

平成27年に「グリコ乳業」と「江崎グリコ」が合併て、「江崎グリコ」が存続会社になったそうです。

 そう言えば、昭和の時代にあった『グリコ・森永事件』って、どうなったのでしょうか?

 〇 ハウス食品

 ・ゼリエース(42) 台所のボールに作って、大きなスプーンですくって食べるのを夢見て、実際にや

ったのが、子供の頃の 奥 です。本当にやる子っているんだ。しかも1回目は水が多すぎて上手くいかなか

ったので、再チャレンジしたのだとか。何回もやる子がいるんだ。 本人には言わないけど・・・。

 ・シャービック(43) ♪「いいな いいな 夏っていいな いいな いいな 女の子っていいな

シャービックちゃん シャービックちゃん ぼくのシャービックちゃん」 巨匠・小林亜星作品です。

 〇 不二家

 ・ミルキー(26) ♪「ミルキーはママの味」 千歳飴もミルキーでした。

 ・カントリーマーム(59) ♪「カントリー カントリー カントリーマーム」

 今は、カルピス一択ですが、昭和の頃は不二家の「ハイカップ(オバQがCMをやっていた)」や、

森永「コーラス」いう水で割る乳酸菌飲料がありました。 最近は全く見なくなった気がします。

 〇 日清食品

 ・出前一丁(43) 「ごまラー油」という液体小袋が付いたのが画期的でした。

チラシには、「チキンラーメン(33)」「日清焼きそば(38)」とともに、『昭和の食品三大発明!』

との文字が。 NHKの朝ドラ『まんぷく』で発明の経緯がドラマ化されました。

 〇 その他のメーカー

 ・オロナミンCドリンク(40) 大塚製薬 「ぼく、ジョンソン」もさることながら、大村崑さんの

「美味しいとメガネが落ちるんですよ」のセリフの印象が強いです。「お父さんはウイスキー割り」「ぼく

は卵を割ってオロナミンセーキ」と商品を使ったレシピの紹介CMもあった気がします。 お母さんは?

 ・かっぱえびせん(39) カルビー ♪「やめられない とまらない かっぱえびせん」 富太郎が

坂角の「えびせんべい」を知るのは、もっとずっとずっと後。 名古屋出身の まえだ君 のお土産でした。

 ・黒コッペ(35) フジパン 正直、富太郎はこ商品の存在を知りませんでした。 富太郎にとっての

コッペパンは、小学校正門前にあった「おおの」で、おばちゃんが缶々のジャムやピーナツバターをへらで

塗ってくれて15円だったもの。大きかったけれど、パサパサだったなぁ。瓶入りラムネも売ってました。

 昭和から平成、令和と時は過ぎていきますが、残るものは残るのですね。消えていくものもあるけれど。


 どうも、最近、夢見の悪い   富太郎

(怖いとか、とても腹が立つというわけではない

 のだけれど、起きると何か不機嫌。

 試験前に、毎晩夢でも問題を解いていたよりは

 まだましか。 もうすぐ、合格発表日。)


 フォト/缶チューハイ「ニッポンのシン・

 レモンサワー」 (前回取りあげた商品)

 『シン』とネーミングしてしまうと、ロング・

 セラー商品は目指していないのかなと思って

 しまうけれど、『新幹線』の例もあることだし。

 開業60年近くたっても『新幹線』とはこれ如何に。

 旬でも「きゅう(旧)り」と言うが如し。

 英語でキュウリは「旧カンバー(CUCUMBER)」。

 御後がよろしいようで。



 ラグビー日本、サモアに勝利。 あぶなかったぁ!

 決勝トーナメントまで、あと1勝。

 頑張れ、Our Team !!!







2023年09月29日