富太郎の日常131『私の東京百景11 「高尾山」 』

 ♪「・・・春に誘われたわけじゃない・・・」(1978年『春の予感』南沙織) いえ、完全に春に誘われて

「高尾山」へ。 奥は初めて、富太郎は『裏高尾の小天狗』と呼ばれた(自称)小学生以来50年以上ぶり。

国立から中央線に乗って、高尾で京王線に乗り換え。 駅のホームから見える向かいのお寺の大桜が満開。

ひと駅で高尾山口。 夫婦揃って方向音痴ですが、人の流れ付いていけば大丈夫っと。


 ○ ケーブルカー

 歩くこと5分。 ケーブルカーの「清滝駅」に到着。     

保育園児たちは山道の方へ歩いて行ったけど、迷わず切符購入。

改札脇には サブちゃん の金ぴかの像が。ここも八王子です。

 

乗車時間は5~6分でしたが、「日本一の急こう配」だそうで、

山側に座るとお尻がズレ落ちてくる感じ。新緑には早かったです。

平日にも関わらず、車内は満員。で、終点「高尾山駅」に到着。          ①


 ○ 男坂・女坂

 「サル園」の脇を通り、六平直政さん がプレバトの水彩画で

タイトル戦を制した『木漏れ日の男坂女坂』を画いた場所に到着。

パンフによれば「急な階段の男坂」「ゆるやかな上り坂の女坂」。

ここも迷わず「女坂」を選択しましたが、それでもきつい、きつい。

箱根5区かと・・・。

 

 途中ですれ違った5・6名の男子高校生が「ジジイばかり!」

と言っていたと奥。「お前らだって野郎ばかりで、何してんだか」

とは思っても言わず。 確かに、山爺、山婆が多いけど・・・。


 ○ 薬王院

 さらに進むと、からす天狗像のある「薬王院」に着き、ひと休み。

『山頂へ』の看板に従って歩いていくと、ずっと階段。また階段。

 

休み、休み進んでやっと階段が終わったと思ったら、さらに山道。          ②

登る一方ではなく、登ったり下ったりなのでダメージが・・・。


 ○ 山頂広場

 麓から山頂までいくつかのルートがあるようですが、夫婦が通って

来たルートは、一度も土の上を歩かず舗装されていました。で、山頂。

まあ、人の多い事。記念写真を撮ったり、お弁当を広げる園児(?)の

集団がいくつも。 富士山もくっきり、はっきり見えました。

 

 ここで、富太郎的には「う~ん!」な光景も見てしまったのですが、

それはまた別の機会に・・・。

 奥の作ったお弁当を食べ、コーヒーを飲んで、ちょっと並んで

『高尾山頂』看板の写真を撮って、帰路に。                   

                                        ③
 ○ 下山

 行きに通ってきたからか、帰りは近く感じました。 まだ続々と

登ってくる人たちも。 ワンコ連れの人が意外と多いです。

前を歩く男2人女2人の高校生?は、カップルになる訳でもなく

何となくぎこちない。 青春だねぇ! ヒュー、ヒュー!

園児の集団も楽しそうに、でも整然と、ぞろぞろ下っています。

えらいぞぉ。おっちゃん的には「疲れたぁ」と弱音は吐けますまい。

 

 途中、「もう、動けない」と言う感じで、柵に手をつき、

腰をかがめ、下を向いて身じろぎもしない、おばあさんがいて、

家族が心配そうに見ていたけれど、大丈夫だったでしょうか・・・。

 そして、ケーブルカーの「高尾山駅」に到着。

ケーブルカーには、空の犬のケージが、幾つか積まれていました。          ④

ワンコもケーブルカーに乗って来るんだぁ。


 ○ お家に着くまでが・・・

 「お家に着くまでが、遠足です。」って小学生の頃言われていたよね、なんて話を高尾山口の駅のホーム

でしていたら、奥の帽子が風でピュー。「あっ!」と思ったら後ろから来たおじさんにしっかりと踏まれて

セーフ! ♪「運が良いとか、悪いとか・・・そういう事って確かにあると あなたを見ててそう思う」


 〇 あとがき

 3月21日の「モヤモヤさまぁ~ず2」が、『八王子高尾』の回でした。『そうだ高尾山はNG』だそう。

JRの高尾駅を出発して、瓦屋さんや巨大ジオラマ、店主が元ビジュアル系の定食屋さん。某有名プロレス

ラーのお母さんが88歳で始めたうどん屋さんなどが紹介されていましたが、『高尾山』に関しては、

本当に「ケーブルカー」の情報がチラッとだけでした。

 「モヤさま2」は、Tverで、見逃し配信中だそうです。



 ずっと舗装された道を歩き、ケーブルカーまで使って、小学生の頃の「高尾山」とは、

 「ちょっとちがうかなぁ~」 と思っている   富太郎  (何せ、半世紀以上ぶりなのですから!)

 今の気持ちは、♪「・・・I’ve been mellow 」  侍ジャパンも優勝したし(^_^)v


 フォト/ ① ケーブルカーの切符

        かたい紙で、駅員さんが鋏を入れてくれます。「記念にお持ちください。」の張り紙が。

      ② 薬王院の「からす天狗像」

       『金は天下の回りもの からす天狗は変わり者』の名言が思い出されます。 罰当たり?

      ③ 「高尾山頂」の看板

        コンクリの柱の4面のうち2面にだけ看板が。 もう1面は遠足の集合写真用かな?

      ④ ケーブルカーの「高尾山駅」駅舎

        富太郎たちが帰る時に、まだまだ降りて来る人も。

      ⑤ 山頂からの「富士山」

        富士山は何処から見ても美しい。

       どこへ行ってもみんな写真を撮っています。













                                     ⑤


2023年03月24日