富太郎の日常128 『 東大阪 』

 毎日のお楽しみ、NHKの「舞いあがれ!」の舞台の『東大阪』。 富太郎は、人生で一度だけ。それも、

後輩の結婚式に日帰りでしか大阪の街には行ったことがありませんが、まあ、今回もあれやこれやと。

 〇 まいど1号

 ドラマの中にも盛んに出てきますが、東大阪は中小企業の街。そして、そんな町工場が協力して「まいど

1号」という小型の人工衛星の打ち上げに成功したのが、2009年の1月。リーマンンショックが2008年の

9月15日なので、主人公の舞ちゃんがパイロットになるのを諦めて、家業に就いたころ。 富太郎は、

飛行機で舞いあがらなくても、宇宙に向けて「舞いあがる」のをちょっと期待したのですが、時代的に

合わなかったか・・・。残念。 この人工衛星のプロジェクトには、大阪府立大学と東大阪商工会の協力が

あったそうです。ちょっとドラマに似てるかな。 その後プロジェクトは?「まいど2号」は舞いあがる?

 〇 松っちゃん

 就職が決まって、人事担当の課長さんとの面接で初配の赴任先について「関西はどうですか?」と聞かれ

たときに、『関西弁が苦手なので、ちょっと・・・』と答えた富太郎。採用活動をしている時には、『どこ

でも行きます!』と答えていたのに、入社前から「我儘もの」のレッテルを貼られていた可能性大。その後

秋田・札幌と『雪国ルート』のサラリーマン生活となりました。 一方、学生時代からの友人で(たまたま)

同じ会社に入った「東京は練馬の生まれ・育ち」の 松ちゃん は、同じ質問に「関西、大丈夫です。」と

答えて、最初の赴任先がしっかりと『東大阪』。 後で『なんで関西?』と聞いたら、「新幹線沿線の方が

帰省が楽だから。」との答えでした。 そして、2年半後に東京に転勤で戻ってきたときには、怪しげな

関西弁を使うようになっていました。リーマンンショックの頃、嘉門達夫の「替え歌メドレー」が流行って

いて、♪「きっと君は関西人 まちがいなく関西人 さいでんなー (おーおお) ほーでんなー・・・」

 先日のNHK『チコちゃんに叱られる』で「なんで関西人はどこでも関西弁を喋るの?」問題を取り上げて

いました。 大学教授の答えは「先生が関西弁だから」でしたが、富太郎は『東京何するものぞ!』という

誇りと言うか、反骨精神を感じます。何処へ行っても「日和らない」強さ。 インターネットの投稿でも!

 〇 近鉄

 「舞いあがれ!」に出てくる喫茶店が『ノー・サイド』。東大阪は、ラグビーの街でもあります。高校

球児の聖地は「甲子園」。 サッカーは「国立("くにたち"ではなく"こくりつ")」。 そしてラグビーでは

「花園」。昔は「近鉄花園ラグビー場」と言っていたはずですが、近鉄の経営悪化で手放したよう。

 そして、球団も手放してしまったのですが、富太郎が子どものころは、まあ弱かった。あまりに弱いので

判官びいきの富太郎は、応援していましたよ。オールスターには、プレイングマネージャー小玉と、その後

300勝投手になる 草魂 鈴木啓示投手 の二人しか選出されないなんて年も。 時はたち、入団した年は

投打二刀流、首位打者にもなったが酒が好きすぎて、外野で守っている時に吐いて審判に怒られた永淵選手

(水島新司「あぶさん」のモデル)。日本シリーズで巨人に3連勝した後「巨人はロッテよりも弱い」と煽っ

て4連敗を喫した加藤投手(その後も、近鉄は日本一に成れずじまい)。リーグ優勝を決する「代打逆転満塁

サヨナラホームラン」を放った北村選手。大リーグでも活躍したトルネード野茂投手。みんな豪快でした。

 ドラマで主人公一家のお隣のお好み焼き屋『うめづ』の大将(ぐっさん)が近鉄ファンで、ユニフォームが

仕事着ですが、セリフで「バッファローズ」と発音したら「バッファローズではない。バファローズ!」と

苦言を呈する人たちが。『バファローズ警察』って言うんですって。 優越感ってやつ? 『知らんけど』

『ギョエテとは 俺のことかと ゲーテ言い』 まあドイツで「ゲーテ」と言っても通じないとの話あり。

 ちなみに、我が家の Wi-Fi ルーター は『(株)バッファロー』社製です。 本社は名古屋。

 〇 『とと姉ちゃん』

 「舞いあがれ!」が朝の連ドラ 107 作品目で、94作品目、2016年の前期が「とと姉ちゃん」。

この作品の主人公を演じた 高畑充希 さんが東大阪の出身。 高畑さんと言えば、舞台では「ピーターパン」

TVでは「過保護のカホコ」などが思い出されますが、富太郎的には 竹内まりや さんの「元気を出して」の

PV。 ブティックで服を選んだり、美容院で髪を切ったり、ベンチで1人 の日常を映したものですが、

♪「涙など見せない 強気なあなたを・・・ あなたの小さなミステイク いつか思い出に変わる・・・」

の歌のイメージを、表情だけで表現。 特に目が印象的。 竹内まりやさん のブルーレイを買ったのは、

「この映像を見るため だった」と言っても過言ではありません。 ♪「人生はあなたが思うほど悪くない」

 東大阪からは離れますが、「姉ちゃん」繋がりで連ドラ23作品目(1979年前期)の「マー姉ちゃん」。

熊谷真美さんの演じた主人公は、「サザエさん」でお馴染みの長谷川町子さんのお姉さん。 お母さん役の

藤田弓子さん が常々口にしていたセリフ『明日のことは思い煩うことなかれ』が強く印象に残っています。

 「サザエさん」と言えば、テレビでの放送開始からずっと「タラちゃん」の声を54年間担当されていた

声優の貴家堂子(さすがたかこ)さんが、先日お亡くなりになりました。54年間って、日本で暮らす人の

半数以上が生まれる前からずっとなさってた考えると、あまりの凄さに、ただ、ただ頭の下がる思いです。

 ご冥福をお祈りいたします。 また少し、昭和が遠くなったなぁ・・・。


 休載していた朝刊の連載マンガ「コボちゃん」が

 再開され、とっても嬉しい     富太郎

(作者の 植田まさしさん が、前立腺がんの治療を

 受けていたとお聞きし、他人事とは思えません。)


 フォト/単行本『コボちゃん 第1巻』 (蒼鷹社)

  昭和57年12月1日 初版発行

  我が家のは、昭和63年11月1日 第33刷 

  読売新聞の初掲載が、1982年4月1日なので、

  もうすぐ、丸41年。 こちらも、凄い!!

  富太郎がサラリーマン時代、単身赴任していた時

  新聞を取っていなかったので、奥が時々、荷物と

  一緒に『コボちゃん』の切り抜きを送ってくれた

  のが、思い出されます。

  

 今日3月3日で、連載14,263回。日本記録更新中!


 







2023年03月03日