富太郎の日常120 『こいつぁ 春から・・・』
あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。
以前、脳科学者の茂木健一郎先生が箱根駅伝を称賛して『今年も真人間として頑張ろうと思うタイミングで
懸命に走る学生たちの姿に力をもらう。』とおっしゃっていましたが、富太郎も毎年そう。 今年は特に
♪「やってくれました やってくれました たった今 」 (うしろゆびさされ組『渚の『・・・・・』)と
鼻歌が止まりません。 あんなにずっとテレビに映る位置で襷を繋ぎ続けるなんて。 富太郎、感激!!
未だ、気分が「箱根モード」のままなので、今回は「箱根」に絡めつつ、今年の試験対策についてです。
〇 1区 スタート (司法書士試験でいえば「憲法・刑法」。あくまでも、個人的な認識です。)
明大・富田選手、区間賞おめでとうございます。 ただ、前年が、中大吉居選手の飛び出しで、超高速な
展開だったため、エース級を投入したのでしょうが、今年は、超スローペースに。他校とそれほど差がつけ
られず、復路でも区間賞を取ったにも関わらず、シード権を取れず。また、去年の早大は1区で出遅れて
波に乗れず、やはりシード落ち(今年は、確実にシード権を確保)。
試験で言えば、初めの「憲法」で躓くと、尾を引いて実力を出し切れない可能性が。 また、展開(出題
傾向)を見誤ると、余計な力(時間)を使うことに。出題予測等は予備校からの情報収集に頼らざるを得ません
(独学の難しいところ)。
〇 花の2区 (「民法」択一午前35問中20問)
いやぁ、今年の花の2区、エース対決は見ごたえがありました。富太郎は、立ち上がってガッツポーズ!
結局は、最後まで競り合った3校が、総合でも1位から3位に。 強いエースのいる学校が、やはり強い。
試験でも、「民法」で勝ち切ることが合格への王道かと。 今年は目標を8割から9割に引き上げます。
〇 もはや、つなぎ区間ではない 3区・4区 (「会社法」「商業登記法」)
この区間で、前の方を走っていることが、上位進出には必至。かつては「つなぎ区間」と言われていた
ようですが、最近では準エース級を投入。東京国際大は、2年連続で区間記録を塗り替えていたビンセント
選手(愛称ビンちゃん)。 ごぼう抜きでシード権内に押上げ(総合ではシード外。スーパーエースだけでは
勝ち残れない時代に)。 MVPを取ったビンちゃんですが、襷をを繋いだ後、路肩の大きな石に座り込み、
監督車からのねぎらいの声に、背中を向けたまま、右手を挙げて応えるという何ともおっさん臭いポーズ。
卒業後はニューイヤー駅伝二連覇のHONDAに入社するそうで、ステージを変えての活躍が期待されます。
試験では、午前の最後が「会社法」。午後の択一の最後が「商業登記法」。どちらもミスは許されない
ところ、特に「商業登記法」は、記述式2問の前で時間との戦いとなり、ケアレスミスをやりがちです。
ここでの失点を防ぐことが、合格への道。
〇 山を制する者が、箱根を制す 5区・6区 (記述式「不動産登記法」「商業登記法」)
今年の箱根は、まさに5区6区で決まったと言えるのではないでしょうか。両区とも1年生の駒大に対し
共に経験者の中大が、追いつき逆転できず、最後まで競り合うことすらかないませんでした。青学に至って
は、前年区間2位で走った選手が前日体調不良となり、急遽エントリー変更で失速。山下りでは「頭が
真っ白」な状態になり、まさかの区間最下位。王者青学でも、歯車が狂うと大変なことに。 他大学でも、
コロナ、インフル等、体調管理が大変なようで、実力通りにいかない選手や、走れなかった選手も多々
いたようです。 若く、鍛えている大学生でさえなのですから、寄る年波の富太郎は、肝に銘じなくては。
昨年、『記述式』に特に力を入れて勉強し、再現答案添削でも7割以上の点数だったにも関わらず、
「足切り」で採点すらしてもらえなかった富太郎には、走れなかった青学の選手の気持ちが察するに余り
あるものがあります。 次回は、絶対にリベンジしましょう!(と、自分に言い聞かせる)。
〇 大勢が見えてくる 7区・8区 (「民事訴訟法」民事執行法」「民事保全法」)
最近は「往路」で流れを作りたいため、主力を「往路」に投入する大学が増えているので、中位校では
走る選手の力量、調子により順位が激しく上下しているようです。 「復路」にどれだけ力のある選手を
残せているかで最終順位、特にシード権の帰趨が左右されます。 今年は、1位と2位の差が1分程度で、
中継の1号車から2位の選手が見えていたので、ワクワクは続いていました。 楽しかったぁ!
去年の試験で、富太郎は「民訴系」で大ブレーキ。 解いている時は、それほど失点しているとは思って
いなかったのですが、自己採点で愕然。 他の受験生もできていなければ、問題なかったのでしょうが、
予備校の先生も「ビックリ!」の出来で、押し出されるようにまさかの「足切り」。 まさに痛恨(泣き)。
〇 裏エース区間 9区 (「不動産登記法」2番目に多い16問)
各校キャプテンや、実力校はエース級を投入。 優勝の行方が見え始め、襷渡しでは「繰上げスタート」
の学校も。あれって走ってきた8区のランナーのせいだけではないのに、全責任を背負っちゃうみたいで、
なんか気の毒。箱根を走っただけでも凄いことなのだけれど・・・。また来年、テレビで映してくれるし。
「不動産登記法」を解いている辺りは、だんだんと『記述式』にどれだけ時間を残せるかが気になり始め
時計をチラチラ。でも、まだ若干の余裕が。 ここでの失点は、他の受験生に差をつけられる要因に。
〇 アンカー 10区 (「供託法」「司法書士法」落としてはいけない!)
優勝争いやシード権争いをしているのでなければ、わりと「安全運転」走行が多いよう。数年前に、半
独走状態だった大学がまさかのブレーキで優勝を逃したことがあったけど、「落としてはいけない」と思う
と、逆に緊張するのかも・・・。
試験では(勉強でも)、時間をかけることなく、確実に得点していきたい科目です。
「男だろう!」の駒大 大八木監督 が、三冠を花道に勇退されるそうです。64歳かぁ。ちょっと寂しい。
青学の 原監督 は、「私は辞めません。」だそうです。 Gの原監督64歳も、日本一 を置き土産に後進に
道を譲ったらカッコいいのになぁ。 連日の報道を見ながら、そんなことを考えたお正月でした。
ずっとウルウルしていて、目薬をさす必要のなかった
富太郎 もう、来年のお正月が楽しみ。
フォト/昨年、富太郎ポイントをご寄付して、
お礼にと頂いた「校章入りマスク」
もったいなくて(?)使えません。
今年も、富太郎ポイントご寄付済み。